花見シーズンは、飲食店にとって大きなチャンスです。
でも、毎年同じことを繰り返しているだけでは、なかなか成果は上がりません。
そこで、今年の販促を考える前に、まずは昨年の振り返りから始めてみましょう。
「昨年、お客様に喜んでいただけたことは何だろう?」
「もっとこうすれば良かった、と反省することは?」
成功したことは継続し、改善すべき点は見直す。この積み重ねが、次へと繋がる大切なステップです。
「でも、具体的に何をすればいいんだろう?」
そう思われた方もいるかもしれません。ご安心ください。
今年の販促で特に力を入れたい3つのポイント、「桜メニュー」「花見雰囲気」「テイクアウト・デリバリー」について、具体的な事例を交えながら、詳しく解説していきます。
1. 桜メニューで、五感で楽しむ花見体験を
花見といえば、やっぱり桜。その美しい姿を、料理でも表現してみませんか?
例えば、
- 桜の塩漬けを使ったパスタ
- 桜風味の和スイーツ
- 見た目も華やかな桜カクテル
など、五感で花見を楽しめるようなメニューを考えてみましょう。
自分は以前、桜の杏仁豆腐を提供していました。見た目も可愛らしく、お客様にも好評でした。
デザートは特に、花見気分を盛り上げてくれるのでおすすめです。
ポイントは、見た目だけでなく、香りや味でも桜を感じられるようにすること。食材の組み合わせや盛り付けにも、遊び心を加えてみましょう。
2. 店内を花見会場に!五感で楽しむ空間づくり
お店の中に一歩足を踏み入れた瞬間、そこはもう花見会場。そんな空間を作ってみませんか?
例えば、
- 店内に桜の装飾を施す
- 桜のBGMを流す
- 照明を工夫して、夜桜の雰囲気を演出する
など、五感で花見を感じられるような工夫を凝らしてみましょう。
箸置きを桜の木にしてみたり、前菜の横に桜を添えてみたり、細部にまでこだわることで、お客様の満足度は大きく向上します。
「お店で桜花見宴会」と銘打って、特別コースを用意するのも良いですね。店内での花見は、天候に左右されないのでそれをアピールしても良いですね。
3. テイクアウト・デリバリーで、場所を選ばない花見を
近年、テイクアウトやデリバリーの需要はますます高まっています。花見シーズンは特にです。
例えば、
- 花見弁当
- オードブル
- ありきたりではないドリンク(ジュース・ノンアルコール)
など、花見にぴったりのメニューを開発し、テイクアウトやデリバリーで提供しましょう。
Uber Eatsなどのデリバリーサービスを活用すれば、より多くのお客様に届けることができます。
「桜花見に最適!」といったカテゴリーを作ったり、
商品名に「桜花見フェア限定」といった言葉を入れたりすると、お客様も見つけやすくなります。
Uberはセット商品も設定すると客単価アップに繋がるので試してみてください。
テイクアウトやデリバリーは、お店の味を自宅や公園など、お店の席数に関係なく上限無く売れるのでチャンスでもあります。
4. 告知は早めに、そして具体的に
どんなに素晴らしい企画も、お客様に伝わらなければ意味がありません。告知は早めに、そして具体的に行いましょう。
例えば、
- SNSでメニューや店内の装飾の写真を投稿する
- ホームページやブログで情報を発信する
- 店頭にポスターやチラシを掲示する
など、様々な方法で告知を行いましょう。
特にSNSは、写真や動画を使って視覚的にアピールできるので効果的です。
ポイントは、お客様が「行ってみたい」「食べてみたい」と思えるような、魅力的な情報を発信することです。
時間もないと思いますので手書きでもOKです。
明確に『お花見』というワードををのせて作成してみてください。

5. お客様の声に耳を傾ける
販促の効果を最大限に高めるためには、お客様の声に耳を傾けることが大切です。
例えば、
- アンケートを実施する
- SNSのコメントや口コミをチェックする
- 直接お客様に感想を伺う
- テイクアウトやデリバリーの袋にクチコミ依頼カードを一緒に入れる
など、様々な方法で意見を集めましょう。
お客様の声を参考に、メニューやサービスを改善していくことで、より満足度の高い花見体験を提供することができます。
飲食店で働く皆さんの力で、花見を最高の思い出に
花見は、お客様にとって年に一度の特別なイベントです。飲食店で働く皆さんの力で、その思い出をさらに素敵なものにしてみませんか?
今回の記事を参考に、ぜひ2025年の花見販促に取り組んでみてください。
「でも、うちのお店ではどうしたらいいんだろう?」
もし、そう思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
小島が、あなたの悩みに寄り添い、解決策を一緒に考えていきます。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪