今回は、お店の「顔」とも言えるショルダーネームについて、お伝えさせていただきます。
ショルダーネームって、実はお店の立地やターゲット層によって、効果的な選び方が全然違います。
自分のお店にぴったりのショルダーネームを見つけるために、具体的な例を挙げながら、分かりやすく説明していきますね!
目次
- 立地とショルダーネームの関係性
- ショルダーネームの重要性
- 商圏内の人口密度とショルダーネーム
- ショルダーネーム例
- 地域名について
- 商業施設内の店舗のショルダーネーム
- ショルダーネームを決める上でのポイント
立地とショルダーネームの関係性
まず、お店がどこにあるのかによって、考えるべきことが変わってきます。
商圏が狭くて、人が少ない場所
この場合は、「〇〇専門店」のように、特定のメニューに絞り込んだショルダーネームは避けた方が良いでしょう。
地域の人も少ないので、お客様が限られてしまう可能性があります。
なので複数のショルダーネームを組み合わせて間口を広げる工夫をして、幅広い人が興味を持ちそうなショルダーネームの方が、多くのお客様に来店してもらえる可能性が高まります。
利用動機の広さを意識して飲みにも使える、食事にも使える、そんなショルダーネームを意識してみてください。
商圏が狭くても、人が多い場所
逆に、人が多い場所では、ショルダーネームでお店の個性を際立たせることが重要です。
例えば、「本格炭火焼き鳥」や「自家製麺」のように、他の店とは違う、独自の強みをアピールすることで、お客様の記憶に残るお店になるでしょう。
多くの候補から選ばれるショルダーネームを意識してみてください。
商圏が広く、人が少ない場所
この場合は、遠くからでもお客様が来てくれるように、魅力的なショルダーネームにする必要があります。
例えば、「絶景オーシャンビューカフェ」や「古民家イタリアン」のように、特別な体験ができることをアピールすることで、お客様の心を惹きつけることができるでしょう。
目的来店を意識してみてください。
ショルダーネームの重要性
ショルダーネームは、お客様がお店を選ぶ際の、最初の判断材料になります。
「どんなお店なのかな?」「どんな料理が食べられるのかな?」
ショルダーネームを見ただけで、お客様はお店に期待を抱きます。
でも、ここで注意したいのは、ショルダーネームはあくまで「入り口」だということ。
どんなに素敵なショルダーネームでも、実際のお店が期待外れだったら、お客様はがっかりしてしまいますよね。
メニューの味はもちろん、お店の雰囲気やスタッフの接客など、すべてが大切です。
ショルダーネームで集客したお客様を、お店のファンにするためには、リピートしたくなるサービスを提供し続けることが重要です。
商圏内の人口密度とショルダーネーム
次に、商圏内の人口密度について考えてみましょう。
人口が多い場所
多くのお店がひしめき合う場所では、競争に勝つために、お店の個性を明確に打ち出す必要があります。
「円卓中華」「北京ダック専門店」や「立ち飲み居酒屋」といったショルダーネームで、特定のメニューやサービスに特化することで、お客様のニーズを捉えやすくなります。
その場合も2,3つのワードを組み合わせると利用動機が広がります。
人口が少ない場所
人口が少ない場所では、幅広いお客様にアピールできるショルダーネームが効果的です。
「〇〇と〇〇が楽しめる店」や「〇〇と〇〇が美味しい店」と伝わるように、複数のメニューを提示することで、より多くのお客様の関心を引くことができるでしょう。
ショルダーネーム例
具体的に、どんなショルダーネームが良いのか、いくつか例を挙げますね。
- 釜めしと鉄板料理
- 市場直送ホルモン・和牛焼肉
- 石臼挽き蕎麦と手づくりおばんざい
- 手打ちうどん・おでん
- 小皿中華とシビ辛麻婆
これらの例のように、お店の個性を分かりやすく表現し、お客様の食欲を刺激するようなショルダーネームが良いですね。
地域名について
ショルダーネームに地名を入れるかどうかは、よく検討する必要があります。
地名を入れることで、お店の場所を特定しやすくなるというメリットはありますが、地域外のお客様を遠ざけてしまう可能性もあります。
もし入れる場合は、「小皿中華とシビ辛麻婆 吉祥寺○○○○○」のように、お店の名前の前に入れてブランディングしていくか、
もしくは店舗展開する予定があるのなら、「小皿中華とシビ辛麻婆 ○○○○○ 吉祥寺店」として人気があって複数店舗あることを伝えても良いですね。
地域名を入れることで、SEO、MEOに有効となり、検索でも検索上位に入りやすくなります。
商業施設内の店舗のショルダーネーム
商業施設内にお店がある場合は、さらに注意が必要です。
商業施設には、様々なお店が集まっているので、競合店との差別化が重要になります。
また、家族連れのお客様も多いので、子供も楽しめるメニューがあることをアピールすることも大切です。
つまり、商業施設内の店舗のショルダーネームは、「尖らせつつ、広げる」という戦略が必要になります。
- 尖らせる: 特定のメニューやサービスを強調して、他の店との違いを明確にする。
- 広げる: 子供向けメニューや、グループで楽しめるメニューなど、幅広いニーズに対応できることを示す。
なので尖らせるワードと、広げるワードを組み合わせると良いですね。
ショルダーネームを決める上でのポイント
最後に、ショルダーネームを決める際のポイントをまとめておきますね。
- どんなお店にしたいのか、どんなお客様に来てほしいのかを明確にする。
- ターゲットとなるお客様を具体的にイメージする。
- 他の店にはない、自店の強みをアピールする。
- 専門用語や難しい言葉は避け、誰にでも分かりやすい言葉を選ぶ。
- お店の雰囲気とショルダーネームのイメージを合わせる。
- 実際に声に出して、リズムや響きを確認する。言いやすく、覚えやすいものが良い。
- 複数のワードを組み合わせる。
- そのワードで来店を決めるきっかけになるようなものを選択する。
ショルダーネームは、お店の「顔」となる重要なものです。
焦らず、じっくりと検討して、お店にぴったりのショルダーネームを見つけてくださいね。
特にこの中でも7,8は重要ですので、
もし、迷うことがあれば、いつでもSotogo funに相談してください。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪