人材不足、急な欠勤など飲食店はさまざまな問題に立ち向かっていかなければなりません。
そうした問題を乗り越えることにはチームビルディングが必要不可欠です。
そのチームビルディングを行うひとつに小島のおススメは実況中継営業です。
実況中継営業とは、どんなものでしょうか?
本日、WBC決勝となりましたが
その実況中継を思い浮かべてみてください。
それを飲食店に当てはめて考えてみると
外に入店するお客様が見えたら「お客様ご来店です!」
入店した瞬間にスタッフ全員で「いらっしゃいませ!」
担当スタッフがお客様に「こんにちは!4名様でよろしいでしょうか?」
「ご来店ありがとうございます。お席にご案内いたします。」
担当スタッフ「〇番テーブル、4名様ご案内いたします!」
他スタッフ「ご来店ありがとうございます!」
また、注文を受けたら
担当「〇番テーブル、ご注文いただきました!」
スタッフ全員「ありがとうございます!」
オーダーを通す時(テーブルオーダーやセルフオーダーで通った時)
担当「〇番様、ご注文入りました。○○、△△、□□です!」
スタッフ全員「○○、△△、□□、ありがとうございます!」
担当「○○、焼き入りました!」
スタッフ全員「ありがとうございます!」
キッチンでは
担当「只今、当店名物、朝絞め丸鶏の香草焼きをじっくりと焼き上げております!」
スタッフ全員「もう少々お待ちください!」
担当「無化調お子様チャーハン、シェフが中華鍋であおっています!」
スタッフ全員「熱々でお持ちします!」
担当「〇番さま、自家製特大焼売はあと3分で蒸し上がります!」
スタッフ全員「蒸し上がりまでもう少しお待ちください。」
ホールでも
担当「〇番様に△△をお持ちします!」
スタッフ全員「お願いいたします!」
テーブルを片づけたら
担当「〇番テーブル、セットOKです!」
スタッフ全員「綺麗なセットありがとうございます!」
お会計を頼まれたら
担当「〇番テーブル、お会計入ります!」
スタッフ全員「お願いいたします!」「お客様、ありがとうございます!」
こうした実況中継から
合いの手としてスタッフ全員で返すことで
スタッフ同士のコミュニケーションも取ることができます。
ポイントは
一人でさせない、やらせない、しないこと。
これを行うことでオーダーミスも減り
少ない人数で営業しても活気を保てます。
そして、何よりスタッフ同士のやり取りが増えるので
チームとして成長します。
さらに、スタッフ同士の私語、おしゃべりも自然と減らすことができます。
もちろん業態によっては、
合いの手を工夫する必要はありますが
お客様が手持ち無沙汰で待っていると伺えたなら
「○○様、あと、只今焼き上げおりますので2~3分ほどお待ちください。」
「次のお料理、伊賀牛ステーキとなりますが、より美味しくなるように、
余熱で火を入れていますのであと少しだけお待ちください。」
「只今、厚切りとんかつが揚げ上がりまして余熱で2分ほど火を入れますので、
こちらの有機栽培の胡麻を擦ってお待ちください。」
などとご説明で活かせることと
そうしたこだわりも丁寧に伝えることもできます。
飲食店は出来ることは、無限大です。
これだけ情報がすぐに回る時代でも
ドンドン新しい施策が生まれてきます。
まだまだ、あなたのお店でもやる事はありますので
ぜひ、活かしていただければと思います。
こうしたノウハウや情報もたくさん入ってくると思います。
その時、
「これはウチは出来ない」
とするのではなく、
「これをウチでやるなら、どうしたらできるかな?」
「ウチ風にアレンジするとしたら?」
と受け入れてから考えることがとても大事です。
まずはスタッフにもこのマインドを伝えてみてくださいね。
そして、「もし自分が受け入れずにすぐに否定したら注意して」
とスタッフにも伝えておくことで自分がブレないようにしておきましょう。
人間は自分のこととなると途端に見えなくなるものです。
なのでそれをコントロールするためにこうした仕組みを作っておくと良いですよ。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^
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