夏の告知は「欲しい情報」じゃなく「欲しい体験」を売る話

Sotogofunコラム

夏の告知は「欲しい情報」じゃなく「欲しい体験」を売る話

飲食店経営者・店長向け実務コラム

2026年6月13日 | 集客・マーケティング

土用の丑が迫る今、多くの飲食店が一斉に「うなぎ入荷しました」と告知します。しかし、情報だけでは客足は増えません。あなたの告知に欠けているものは、顧客が「その時間を過ごしたい」と思う物語です。梅雨時期の集客減を逆転させる、告知の本質を改めて整理しました。

情報告知が響かない理由

あなたが「うなぎ取り揃えました」と告知する瞬間、顧客の頭の中は既に決まっています。なぜなら、その情報は Instagram、Google、SNS を通じて数十店舗から同時に流れているからです。

梅雨時期の集客が減るのは、気候のせいではなく、告知に差がないからです。だから客は「どこでもいい」と考え、結果として来店しなくなります。

一方で、繁盛店の告知を見ると、商品説明ではなく「その店でしか味わえない時間」を伝えています。これが、情報と物語の違いです。

よくある失敗

「新鮮なうなぎ入荷」

情報だけで、なぜ食べたいのかが伝わらない

売れる告知

「梅雨疲れを一口で吹き飛ばす」

体験(疲れの解消)を売っている

SNS告知 3つの実践ステップ

ステップ 01

顧客の「困り」を見つめ直す

梅雨時期、顧客は何に困っているのか。蒸し蒸しした天気?仕事の疲れ?家での食事のマンネリ?ここから出発します。あなたの料理がその困りの「解決策」であることを顧客に気づかせるのが告知の役割です。

ステップ 02

Instagramは「キーワード検索対策」で勝負する

2026年、Instagramのハッシュタグは効果がなくなっています。今は「キーワード検索」が評価されます。キャプションに自然な形で「梅雨疲れ」「スタミナ回復」「週末の楽しみ」といった言葉を織り交ぜることで、検索から流入が増えます。ハッシュタグ地獄から脱却し、読みやすい文章の中にキーワードを落とし込みましょう。

ステップ 03

Googleビジネスプロフィールの口コミ返信は24時間以内

口コミが集まり始めたら、24時間以内に返信することが重要です。これはGoogleのアルゴリズムで高く評価され、検索順位に影響します。梅雨時期こそ、既存顧客のコメントに丁寧に返すことで、新規顧客への信頼度が高まります。

土用の丑を前に、チェックすべき項目

明日から即実行できる確認リスト

現場で使えるチェックポイント

  • Instagram投稿のキャプションに、ハッシュタグではなく「梅雨疲れ」「スタミナ回復」などのキーワードが自然に含まれているか
  • Googleビジネスプロフィールの口コミを確認し、返信漏れはないか(24時間以内返信を徹底する)
  • メニュー告知で「商品情報」ではなく「顧客が得られる体験や感情」を伝えているか
  • 土用の丑向けの告知に、なぜこのメニューが必要なのかという背景ストーリーがあるか
  • 原価上昇への対策として、原価率をカバーする提案型メニューセットが準備できているか

告知とは、商品を知らせることではなく、顧客の人生に価値を加える提案をすることです。土用の丑は、その実践の絶好の機会です。

明日やること

今夜、あなたの直近3つのInstagram投稿を見直してください。その中で「顧客が何を困っていて、どう解決するのか」という物語が伝わっているか確認することが、最初の一歩です。

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