Sotogofunコラム
夏の集客が減る飲食店は告知のタイミングと中身がズレています
飲食店経営者・店長向け実務コラム
梅雨時期は客足が鈍る。多くの店長が「夏メニューを作れば客が戻る」と考えますが、実はメニュー開発より、その告知ルートと開始日が売上を左右します。告知なしに「いい商品ができた」では、お客さんに届きません。
梅雨時期の集客減は「季節だから」ではなく告知遅延のせい
土用の丑、七夕、お盆――夏には客単価が上がるイベント日が複数あります。
しかし、これらの日付が近づいてから「鰻メニュー作りました」と告知しては遅すぎます。
客の購買決定フローを考えてみてください。
「今日は何を食べよう」と思う時点で、すでに候補店が脳内にあります。
梅雨の今、つまり6月中に「7月の土用の丑は○○店で食べる」という決定を作らなければ、当日は競合店に流れるのです。
売上が上がってるのに、手元にお金が残らない――この悩みは原価上昇だけが原因ではなく、季節ごとの告知遅延で「単価が上がらず、客数も増えない」という二重苦に陥っているケースが多いです。
夏の告知は「6月中に3回」打つのが正解
Instagramの最新トレンドではハッシュタグが効果を失い、キーワード検索が重要になっています。
つまり「土用の丑 近所」「鰻 ○○駅」と検索したユーザーの目に入ることが集客の最短ルートになったということです。
以下は、今月から開始すべき告知スケジュールです。
01 告知第一波(6月上旬~中旬)
企画段階の裏側を発信。「夏メニュー開発中」という準備感を出し、フォロワーを「待機状態」に置く。Instagram上でキーワード「土用の丑」「鰻」を自然に盛り込むキャプション構成
02 告知第二波(6月下旬)
商品内容と提供開始日を正式発表。この段階で「7月○日からスタート」という明確な日付を入れ、Googleビジネスプロフィール・LINE公式アカウントにも投稿。複数チャネル同時告知が効果的
03 告知第三波(イベント3日前)
リマインド投稿。「いよいよ明後日から」という緊迫感を作り、当日来店の最後の一押し。この段階でThreadsでテキスト投稿も追加し、テキスト検索層を取りこぼさない
告知の核になるのは「キーワード入りキャプション」
Instagram投稿時、キャプション(文章部分)に「土用の丑」「夏限定」「鰻重」といったキーワードを3~5個、自然な形で盛り込むことが現在の検索対策です。ハッシュタグ #土用の丑 に頼っていた時代は終わり、キャプション内のテキスト検索が優先されます。
例えば「この夏、我が家の味を再現した土用の丑セット。厳選した鰻を秘伝のタレで焼き上げました。期間限定、ご予約受付中」というキャプションなら、「土用の丑 ○○駅」「鰻重 予約」といった複数の検索ワードに引っかかります。
Threads投稿も同様です。「『土用の丑に鰻を食べるのって本当に効く?』って聞かれました。栄養学的には…」というテキスト投稿から、お客さんの潜在的な悩み(本当に効くのか?失敗したくない)を拾う発信も並行すれば、インプレッションが伸びやすくなります。
Googleビジネスプロフィール対応も同時進行
Instagram告知と同じタイミングで、Googleビジネスプロフィール内の投稿機能に「土用の丑限定メニュー」を掲載してください。Google検索で「土用の丑 ○○駅」と調べたお客さんが、あなたの店を見つけます。
そして重要なのが、このプロフィールに口コミが付いた場合の対応です。24時間以内に返信することが、Google側から高く評価されます。「いつもご来店ありがとうございます」という定型文ではなく、「土用の丑セットはご堪能いただけましたか?」と個別感を出した返信を心がけてください。
チェックリスト:夏イベント告知の準備状況
現場で使えるチェックポイント
- □ 土用の丑、七夕、お盆の3つのイベント日について、提供商品と開始日を既に決定している
- □ Instagram投稿のキャプションにキーワード(イベント名、商品名、地域名)を3個以上入れる設定にしている
- □ Googleビジネスプロフィールに夏メニューを掲載し、投稿予約を完了している
- □ LINE公式アカウントのメッセージ配信スケジュール(告知第一波~第三波)を作成している
まとめ:告知は最速で、複数チャネルで
梅雨時期の集客減を秋以降の赤字で取り戻すのは困難です。なぜなら、秋のイベント告知も同じ遅さになるからです。今月中に「告知スケジュール表」を作り、Instagram、Googleビジネスプロフィール、LINE公式の4チャネルで同期させてください。
明日やること:土用の丑、七夕、お盆について、提供商品と開始予定日をスプレッドシートに書き出し、Instagram用キーワード候補を3~5個ピックアップする。
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