おせち予約で「今年も出遅れた」と後悔する前に、8月中にやっておくべきこと

Sotogofunコラム

おせち予約で「今年も出遅れた」と後悔する前に、8月中にやっておくべきこと

飲食店経営者・店長向け実務コラム

「おせちの予約、いつから始めようか」と考えているうちに、大手チェーンの早期割引が始まって、お客さんの予算が決まってしまう。
毎年そんなタイミングで、焦りながら準備を進める飲食店経営者は少なくありません。

8月中旬の今、多くの店舗ではまだおせち対策に本腰を入れていない時期です。
だからこそ、ここから動くことが、秋以降の大手との競争で差をつける最大のチャンスになります。

予約の早期化は、顧客心理の先読みから始まる

おせち予約が成功するかどうかは、実は「予約開始時期」ではなく「その前の準備段階」で8割が決まります。

大手は9月中旬から10月初旬にかけて、割引キャンペーンを仕掛けてきます。
その時点で、すでにお客さんの中には「どこで買おうか」という選択肢が頭に浮かんでいます。
つまり、大手が動く前に、あなたの店の存在と価値を認知させておくことが不可欠です。

これは単に「早く告知する」という話ではありません。
お客さんが「今年のおせちどうしよう」と考え始める心理的なタイミングに、あなたの店が自然に思い出される状態を作ることです。

8月中にやるべき3つの準備

1. Googleビジネスプロフィールに「おせち予約受付予定」を記載する

今この瞬間、「おせち」や「年末年始」で検索するお客さんは、まだ少数派です。
しかし、確実に存在します。
その人たちが検索した時に、あなたの店の情報が「予約受付予定」として表示されるだけで、認知は大きく変わります。

Googleマップは24時間営業する営業ツール。
ここに投稿を定期的に入れておくことで、検索ユーザーに「この店はおせち対応している」という信号を送ることができます。
口コミ返信も24時間以内に対応する習慣をつけておくと、Google側の評価も高まり、秋の検索結果でより上位に表示されやすくなります。

2. SNSで「おせちづくりの舞台裏」を少しずつ発信する

9月から本格的に予約告知を始めても遅くありません。
ただし、8月のうちから「準備段階」の発信をしておくことで、秋の本告知の反応が大きく変わります。

例えば、厨房での仕込みの様子、今年のおせちのコンセプト検討の風景、素材の仕入先の紹介など、「完成品」ではなく「過程」を見せることです。
Instagramのリール投稿では、ハッシュタグよりもキャプションに「おせち」「年末年始」「予約」といったキーワードを自然に入れることで、キーワード検索対策になります。

この段階では、フォロワー数を増やすことが目的ではなく、「この店は真摯におせちを作っている」という印象を積み重ねることが大切です。

3. 営業カレンダーを画像化して、複数媒体に用意しておく

年末年始の営業状況は、テキストだけで告知しても伝わりにくいものです。
ビジュアルで一目瞭然にしておくことで、お客さんの予約判断がスムーズになります。

Googleビジネスプロフィール、Instagram、LINE、店舗のホームページなど、複数の媒体に同じ画像を配置しておくことで、どの経路からアクセスしたお客さんにも同じ情報が届きます。

「今動かないと損」の理由づけは、外部環境ではなく顧客メリットから

大手の割引動向を見て「今動かないと損」と感じるのは、経営者の焦りです。
その焦りは、お客さんにはまったく伝わりません。
むしろ、売上追求の空気が前に出ると、かえって顧客は離れていきます。

重要なのは「顧客目線で、今この時期に何を伝えるべきか」という思考です。

8月中旬のお客さんは、まだおせちのことを真剣に考えていないかもしれません。
しかし、その人たちが「そろそろ考えよう」となった時に、あなたの店が自然と選択肢に入っている状態を作ること。
それが、本当の意味での「早期訴求」です。

大手が大きく動く9月以降、あなたの店が「前からこの情報を発信していた」という実績があれば、顧客の信頼は大きく違います。

明日からできる一手

今週中に、Googleビジネスプロフィールに「おせち予約受付予定」の投稿を1本入れてください。
画像は1枚で構いません。
「今年も承知します」という顧客へのメッセージになります。

その後、毎週1本、準備段階の発信をSNSに入れていく。
それだけで、秋の本格的な予約告知の時には、すでに認知が積み重なっている状態ができあがっています。

次のステージへ進む店舗は、大手より先に動くのではなく、顧客の心理に先回りして準備する店舗です。


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