飲食店の必須アイテムのメニューブック。
定型サイズから縦長のものから横長のもの、
さらには一枚ものから冊子印刷タイプまで。
様々な形があり、どれにしようか迷ってしまいますよね。
この形に合う合わない業態はあるのか?
ターゲットに合わない形があるのか?
お伝えさせていただきます。
まず、どんな業態にも合うものとしては
定型サイズのバインダー型のものがあります。
バインダー型の特徴として
ページ数を自由に増やせることと
ページによってページサイズを変更できることが挙げられます。
例えば、セットメニューを縦長のものを間に入れて
単品と合わせて注文してもらう。
こういった使い方もできます。
基本的に定型サイズなので自分で差し替えたりできて
使い勝手の良いメニューブックといえます。
次に縦長のメニューブックですが、
こちらはカフェ業態など
テーブルの狭い業態に適しています。
メニューもさほど多くなく、
そして、文字だけで内容がわかる商品がメインの業態は
縦長のブックでお洒落さも演出することができます。
商品の入れ替えの少ない業態には合っていますが
季節ごとに商品が変わったりすると
印刷コストが定型サイズより多くかかったり
商品が写真付きでないと注文しにくいと
その価値を伝えきれないことが多いので
適しているお店は少ないといえます。
そして、1枚もののメニューですが、
こちらは一目でどんなメニューがあるのかわかることが
最大のメリットとなりますので
大衆酒場や単品商売の店舗に合っているといえます。
こうした業態は選ぶことにストレスを
感じさせないことが重要となりますので
すぐに判断できるメニューとして1枚ものが合っているといえます。
他にもメニューブックの大きさもポイントがあります。
メニューブックの大きさは、
テーブルサイズに合わせて考えること。
大きさはA4~B4、A3が基本となります。
ファミレスのようにテーブルが大きい店舗は
A3サイズ
食堂のようにテーブルが大きくない店舗は
A4サイズ
といたようにテーブルに合わせることが
ひとつの目安にもなります。
テーブルが大きいお店は
複数人での利用が多いといえます。
その場合、ひとつのメニューブックを
2~4人で見たりします。
その時メニューが小さいと
とても見にくくなってしまいます。
反対にテーブルが小さいのに
大きなメニューブックはテーブル上の
カトラリーにぶつけたりして
とても使いにくいものになってしまいます。
そして、メニューの大きさは
ターゲットによっても異なります。
前述の縦長メニューはどうしても
文字サイズが小さくなってしまいます。
そうなるとご年配をターゲットにしているお店では
とてもお客様に配慮が足りたお店といえないでしょう。
反対に若年層をターゲットにしているお店で
大きすぎる文字は見にくく、
シズル感あるメニューにはなりにくくなってしまいます。
こうしたことから、あなたのお店に合った
メニューブックを選ぶことが必要となります。
基本的には、
メンテナンスがしやすいメニューブック
を選ぶことをお勧めします。
メニューは古くなったり汚れ、破れが出てくるものです。
これを定期的に交換しないで
「もったいないから」
という理由で交換しないと
それは、穴の開いた洋服や靴で
お見合いにいくようなものといえます。
そんなお見合い相手をあなたは選びますでしょうか?
なのでこだわりの形や素材よりも
いつも綺麗に保てて差し替え変更が容易なものを
迷ったら選ぶと良いといえます。
今日はメニューブックを客席に座って
お客様としてみてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^