様々な価格が上がっている今、仕入れ先の見直しも進めている飲食店は多いと思います。
しかし、見直しの方法を間違えると中長期的には大きな失敗を招いてしまいます。
おはようございます!
飲食店のコンサル・運営アドバイザーの小島です。
当り前ですがビジネスに信頼関係はとても重要です。
ですが本当に信頼関係を大事にしているかどうかといえばいかがでしょうか?
仕入れ価格の値上げで取引先を変更する。
ちょっとのミスで取引を中止する。
思い通りにならないので取引を止める。
こんなことをしていては人も取引先もどんどん離れてしまいます。
まず、仕入れ先の見直しですが
価格だけで取引先を変更するのは小島はお勧めいたしません。
価格はその時の情勢で変化します。
そして、価格には流れがあり
流れに逆らう価格は継続はできません。
例えば、「今より安くしますよ」と言って
新規契約すると、その半年後に値上げのお知らせがきて
結果1年後には前と大して変わらない価格になります。
これは小島が長年飲食に関わってきて本当に多いです。
なので価格だけで取引先を変更することはお勧めしません。
ではどんな場合なら取引先を変更することを検討しても良いかというと、
その取引先でないと出来ないことが必要な場合です。
例えば、
スープに合った麺の製造が現状の製麺屋さんでは対応できない場合や
仕込み軽減のために店舗独自の精肉の加工を対応の可否など
既存の取引先が対応できない場合です。
今まではモノが溢れている時代でした。
しかしこれから長期的にみると
欲しいモノが手に入らない時代にもなってくると思います。
食材も部品もいつでも好きなもの必要なものが手に入る訳ではない。
そうした時代に入りつつあることを考えると
取引先との信頼関係が重要になってくると考えられます。
価格だけであっちいったりこっちいったりしていては
信頼など築けるはずもなく、ビジネスの継続は困難といえます。
目先の利益を追ってばかりいると、
ずっと振り回されて、
疲れ果てて、
そして周りには誰もいなくなります。
近寄ってくるのは、利用とする者だけに・・・。
今日は取引先との信頼関係について考えてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^