月末の今日。することはただ一つ。
今月の売上の確認。ではなく利益の確認。
というより小島は毎日追いかけていました。
基本心配性なので毎日把握して何か問題が起きた時
すぐに対応できるようにしていました。
毎日でなくても週毎で把握すると、販促などの効果も
すぐにわかるので次の一手が早く打てます。
で、これは経営者が行う事と思われるかもしれませんが
損益計算書は店長が作成すべきだと小島は考えております。
経営者が考え見るべきことは、貸借対照表とキャッシュフロー計算書です。
損益計算書はある一定期間の全ての収益と費用を出し、
利益がいくらなのかを表す会社の通信簿のようなものです。
なので店長が把握すべきもので、
自分で作るメリットとして、
1.実際にお金の流れがわかる
2.改善をスピーディーにできる
3.経営者意識が身につく
これらが大きいと思います。
例えば、損益計算書を税理士事務所に作成してもらう場合、
(財務諸表は提出するものは委託することをオススメします)
どうしても時間がかかります。
そして、とりあえず、現場に必要なのは
大まかなお金の流れを把握することです。
そして、必要書類を送って出来るまでに時間がかかります。
実際に末締めで書類を準備して送るのに早くて1週間。
その後財務諸表が出来るまで1~2週間としたら
もう、月末ですよね。
本来はその月の問題解決はすぐにでも把握して
改善すべきです。
原価が30%設定のお店で実際は40%だったと
把握したのが月初かそれとも月末では
1か月も改善の時間差があります。
月末までわからなかった場合、
さらに1か月、つまり2か月も
原価40%で営業していたことになります。
想定が30%なら、売上の10%もムダに使用していたことになります。
売上が200万の場合20万も消えてしまった訳です。
20万あればもっとスタッフの待遇を良く出来たかもしれません。
毎月20万、年間240万も消えているかもしれません。
これを店長が作成し把握することで
数字を具体的に見て感じることができるので
経営のことも学べます。
経営者は経営者で店長が作成した損益計算書をみて
具体的にお話しすることもできます。
なのでぜひ、損益計算書は店長に作成していただいてくださいね。
ちなみに損益計算書の項目は下記のようなもの(一例)があります。
売上高
【純売上高】
材料仕入高
【売上原価】
〔売上総利益〕
給料手当
雑給(P/A)
広告宣伝費※
法定福利費
修繕費
消耗品費
水道光熱費
旅費交通費
交際接待費
雑費
諸会費
福利厚生費
減価償却費
支払手数料
租税公課
保険料
通信費
車輌費
新聞図書費
リース料
地代家賃
この中で固定費のものは固定だし、
人件費はシフト作成で予測はできますね。
原価は日々納品書で入れてもOKですし、
理論原価で出して月末に調整しても良いです。
その他にも売上・利益関連の項目は
【純売上高】
【売上原価】
【売上総利益】
販売費・一般管理費
【営業利益】
営業外収益
営業外費用
【経常利益】
特別利益
特別損失
【税引き前利益】
法人税などの税金
【純利益】
と多くの項目がありますが
大事なのは経費と利益と売上を把握すること。
利益+経費=売上
売上は必用な利益と生み出すための経費で作られていることを理解すること。
ぜひ、店長に損益計算書を把握してもらいましょうね。
1店舗の会社なら社員に損益計算書を作成してもらいましょう。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^
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