毎日、厨房で汗を流しながら、美味しい料理を作っている皆さん。本当にお疲れ様です!
ところで、皆さんの働くお店では、ドリンクメニューってどれくらいこだわっていますか?
「ドリンクなんて、とりあえず定番を揃えておけばOKでしょ?」
なんて思っていませんか?
実は、ドリンクメニューって、お店の売上アップに大きく貢献してくれる、隠れた立役者なんです!
今回は、自分が24年間の飲食店勤務とコンサルタント経験を通して得た、お客様を虜にするドリンクメニュー作りのコツを、具体的に紹介していきます。
ドリンクメニューが重要な理由
そもそも、なんでドリンクメニューがそんなに重要なのか?
それは、以下の2つの理由があるからです。
- 人件費をかけずに売上アップ!
ドリンクって、フードと違って調理や仕込みに手間がかかりませんよね?
つまり、人件費をそれほどかけずに売上を上げられる、とっても効率的な商品なんです。 - 「別腹」効果で売上アップ! 「お腹いっぱいでも、デザートは別腹!」ってよく言いますよね?
ドリンクも同じで、お腹いっぱいでも、まだまだ飲める!というお客様は多いんです。
フードの売上がある程度頭打ちになっても、ドリンクでさらに売上を伸ばせる可能性を秘めているんですね。
ドリンクメニューを考える上で重要なこと
では、具体的にどんな点に注意すれば、お客様に喜んでもらえるドリンクメニューを作れるのでしょうか?
1. お店のコンセプトに合ったカテゴリーを種類豊富に
まずは、お店のコンセプトに合ったドリンクの種類を豊富に揃えることが大切です。
例えば、和食のお店なら日本酒や焼酎を、イタリアンのお店ならワインを充実させる、といった感じですね。
【具体的な例】
- 昔ながらの居酒屋: ビール、日本酒、焼酎、サワーなど、定番のお酒を幅広く揃え、常連さんが飽きないラインナップにする。
- おしゃれなイタリアンレストラン: ワインを中心に、スパークリングワイン、カクテル、ソフトドリンクなどを用意し、雰囲気に合ったドリンクメニューにする。
- こだわりのカフェ: コーヒー、紅茶、ジュース、スムージーなど、カフェらしいドリンクメニューを取り揃え、それぞれのドリンクにこだわりを持たせる。
2. ターゲット層が満足するドリンク選び
お店のターゲット層がどんなドリンクを求めているのかをしっかり考えて、メニューに反映させることも重要です。
例えば、女性客が多いお店なら、果実酒やカクテルなど、飲みやすいお酒を充実させると喜んでもらえます。
3. ドリンク選びで「満足度」を高める
お客様がドリンクを選ぶ時、「どれにしようかな?」とワクワクしながら選んでほしいですよね。
そのためには、それぞれのカテゴリーの中で、定番からちょっと珍しいものまで、幅広い選択肢を用意することが大切なんです。
例えば、ビールなら、どこにでもある生ビールではなく、
あまり取り扱いが少ない高品質な銘柄にしたり、
飲む人にファンが多い銘柄にしたりすると良いですね。
ドリンクメニューの改善例:季節感を意識してみよう!
では、具体的にどんな風にドリンクメニューを改善すれば、お客様にもっと喜んでもらえるのか、季節感を意識した例を挙げて見ていきましょう。