そうなりますよね。
大手居酒屋チェーンが定食業態に踏み出しました。
「塚田農場」が居酒屋を定食屋に
新型コロナウイルスの感染拡大により、消費者の生活様式が大きく変わることを見据え、居酒屋チェーン「塚田農場」などを運営するエー・ピーカンパニーが新たに食堂業態を立ち上げることがわかった。
転載元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ffac21b4c5daaa912ead4c43f9b5896ffdb40d
お酒の業態から食事メインの業態へのシフト。
当然の流れ。
客単価4000円のお店が1000円のお店になる。
これはどういうことかというと、
簡単に考えると客数4倍必要だよね。
さらに、お酒でお金とれないから、
フードをいかに効率よく提供できるかが生命線に
なってくるということ。
食事業態、熾烈な環境になってきそうですね。
これでより一層デフレにならなければ良いですが・・・。
こうした大手の動きをみて個人飲食店は絶対に
真似してはならないということ。
なぜなら、大手と同じ土俵で戦っても
勝ち目はないからです。
大手はそっくり業態変更しちゃいます。
資本が大きいのでやるんだったら
他のチェーンと勝てるように効率化もはかります。
個人店がこれを真似して
居酒屋から食堂に業態変更したらどうなるのか?
また、新たに設備投資がかかる。
現時点でキャッシュアウトは出来るだけ抑えたい。
なので個人店は大手に出来ないこと。
つまり、
利用動機の多角化。
個人店はいいんです。
隣でお酒飲んでいて
隣で定食食べたって。
巣鴨のときわ食堂さんは、
いつも満席。
アイドルタイムも満席です。
食堂だけど、
昼から瓶ビール飲んでいる人もいれば
ランチに来ている人もいる。
学生も多いし、飲みで集まっている人もいる。
使い勝手がいいんですね。
もちろん、先ほどの大手チェーンも
これを狙いにいきます。
元が居酒屋業態なので飲み方面は強いですからね。
じゃあ、何が大手と個人で違うのかというと、
個人店はそんなに投資しなくてもすぐ出来るということ。
それはお金もそうだけど
時間も大きく違う。
スピード感が全然違うので、
修正が小回りきくので、対応しやすいんです。
あと、大手は個人店のように店主の色を出せないこと。
個人店で「ほら、そろそろ帰んなさい。」
と帰るの促されても常連だったら、ブツブツ言いながらも
また明日も来ますよね。
これをチェーン店でやったら、クレームになりますね。
これがどういうことかというと、
個人店は利用動機が混在していても
許せちゃう。
あまりにひどいとお店のおばちゃんが
嫌味なく注意してくれる。
だけどチェーン店で食事食べている隣でお酒飲んで騒いでいると
落ち着かないし、場違いな感じがすると小島は思います。
スタッフが注意しても個人店とは受け方が180°変わる。
人に対しての親密度が違うのが大きなポイント。
こうした個人飲食店の強みがあるのですが
ここで気をつけたいのが、
簡単に始められるけど、
ちゃんと始めなければ
まず、売れない!
これを認識しておくことが重要だと思います。
始めるにしたって店内だけで
定食始めました。
と伝えても客単価が下がるだけですからね。
ちゃんと、A看板もそうですが
SNS、ホームページ、ファサードなどでも
しっかりと伝える。
ちゃんと大手と戦うのだから、武器はそろえる!
ショップリーフレットやファサード、タペストリー設置、
ホームページ。
ホームページもテイクアウトや宅配のページも
必要だし、利用動機を考えて構築する必要があります。
こうしたことが出来ていないと
失敗の種になってしまいます。
折角の努力が水に帰さないように
発信をしていきましょう!
PS.業態変更した方が良い場合も、もちろんありますよ。
今は持続化補助金など利用できるチャンスでもあります。
業態変更考えている方はご相談くださいね。