梅雨メニューの季節感足りてますか?

Sotogofunコラム

梅雨メニューの季節感足りてますか?

飲食店経営者・店長向け実務コラム

土用の丑を見据えて、今週からできる小さな接客改善

梅雨時期は気温の寒暖差と湿度で、客足が落ちやすい季節。同時に、6月中旬から土用の丑(7月下旬)への準備期間でもあります。この期間に「季節感を伝える接客」と「メニュー名の工夫」を同時進行させることで、梅雨による客足低下をカバーし、夏商戦へスムーズに移行できます。

梅雨時期の集客減は「季節感の欠如」が原因

多くの店舗では、梅雨時期に「客足が落ちるもの」と諦めてしまいます。しかし実際には、客側は「今の季節に食べたいもの」を無意識に探しています。それなのに、メニューボードや接客で季節感が伝わらないと、顧客心理として「この店は季節を感じていないのか」という印象につながり、来店動機が低下するのです。

加えて、梅雨時期は食材の原価上昇局面でもあります。「原価率を計算したら、人気メニューが赤字だった」という状況に陥りやすい時期です。だからこそ、この期間は「量で売る」のではなく「季節感で売る」メニュー設計が必要になります。

現状

梅雨時期は「客足が落ちるもの」と放置。原価上昇で利幅が圧縮されたまま。

問題

メニューに季節感がないと、顧客は「わざわざ来る理由」を見出せない。

解決策

メニュー名と接客で「今この季節だから」という購買動機をつくる。

中旬からの3つの小さな改善施策

土用の丑を見据えて、今週から実装できる対策を3つ紹介します。

01

メニュー名に「季節語」を追加する

「日替り弁当」ではなく「初夏の涼味弁当」、「唐揚げ定食」ではなく「さっぱり梅おろし唐揚げ定食」という具合に、季節を連想させる言葉をメニュー名に組み込みます。特に高級店では、プレミアム感の演出に直結します。接客時にも「この時期、こういうメニューをお作りしています」というひと言を添えるだけで、顧客が「季節を感じてくれている店」という認識を持つようになります。

02

「土用の丑」を意識した限定メニューの予告を始める

7月下旬の土用の丑まで、あと6週間ほどです。今週から「来月の土用の丑に向けて、うなぎ関連メニューを準備しています」という情報を、SNS投稿やメニュー表、レジ横のPOPで流します。Googleビジネスプロフィールの投稿機能を使えば、無料で「限定メニュー予告」を発信できます。これにより、梅雨時期の客足低下を「期待値づくり」で補うことができます。

03

口コミ返信で「季節への配慮」を表現する

Googleビジネスプロフィールに来た口コミへの返信は、24時間以内に返すことで評価が高まります。その際、「梅雨時期は特に〇〇をこだわっています」など、季節を意識した返信をすることで、他の見込み客に対しても「この店は季節感を大事にしている」というメッセージが伝わります。口コミ対応という日常業務を、ブランディングの機会に変えるわけです。

弁当・テイクアウト店舗向けの補足

弁当やテイクアウトメインの店舗では、「盛り付けの色合い」で季節感を表現することも効果的です。梅雨時期は「涼しさ」を連想させる色合いを意識し、容器選びの段階から季節感を組み込みます。盛り付けの最適化は、そのまま売上向上につながるためです。

また、限られたスペースである厨房や店内の壁を活用し、「土用の丑プレビュー」のポスターやカウンターPOPを早期から配置することで、追加販売の機会も生まれます。

今週からできるチェックリスト

現場で使えるチェックポイント

  • メニュー名に「季節語」を1つ以上追加したか(例:初夏、梅雨時期の疲労回復など)
  • Googleビジネスプロフィールに「土用の丑メニュー予告」を投稿したか
  • 過去1週間の口コミに24時間以内で返信し、季節への配慮をコメントに入れたか
  • 弁当の盛り付けやPOPに季節色が反映されているか確認したか
  • スタッフに「梅雨時期の季節感を接客で伝える」という指示を出したか

まとめ

梅雨時期の客足低下は避けられません。しかし「季節感を伝える」という小さな工夫を今週から始めることで、その落ち込みを最小限に抑え、同時に夏商戦への心理的なハードルを下げることができます。

明日のアクション:メニュー表を見直し、メニュー名に「季節語」を1つ追加してください。

詳しくはこちら

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