今回は、飲食店経営において重要となる「ドリンク比率」についてお話します。
ドリンク比率を上げることで、お店の利益を大きく伸ばせる可能性を秘めているんです。
「ドリンク比率を上げるって、アルコールメニューを充実させればいいんでしょ?」
そう思った人もいるかもしれません。もちろん、それも大切です。
でも、それだけではありません。
実は、ソフトドリンクメニューを工夫することで、さらにドリンク比率を上げることが可能なんです。
今回は、前半でアルコールドリンクについて、後半ではソフトドリンクに焦点を当てて、ドリンク比率アップの秘訣を伝授していきます!
目次
- ドリンク比率って何で重要なの?
- アルコールでドリンク比率を上げるには?
- ソフトドリンクで差をつける!
- 普通のソフトドリンクメニュー例
- 差別化できるソフトドリンクメニュー例
- ドリンク比率アップのポイント
ドリンク比率って何で重要なの?
そもそも、ドリンク比率ってなぜ重要なのでしょうか?
それは、ドリンクは料理に比べて、お客さんに提供するまでの製造原価が低いからなんです。
料理は、仕込みから調理まで、多くの人件費が原価に上乗せされますよね。
でも、ドリンク、特にソフトドリンクは、グラスに注ぐだけなど、製造原価に占める人件費の割合が低いんです。
だから、ドリンク比率を上げることができれば、お店の利益を効率的に増やすことができるというわけです。
製造原価と飲食店の食材原価の違い
では、製造原価と飲食店の食材原価は何が違うのでしょうか?
項目 | 製造原価 | 飲食店の食材原価 |
---|---|---|
目的 | 製品を作る | 料理を作る |
費用の内訳 | 材料費、労務費、経費 | 食材費、調味料費 |
計算方法 | 材料費+労務費+経費 | 食材費÷売上高×100 |
原価率の目安 | 業種や製品によって異なる | 30%程度 |
製造原価には、材料費だけでなく、製品を作るための人件費(労務費)や工場の電気代などの経費も含まれます。
一方、飲食店の食材原価は、料理に使う食材や調味料の費用が中心となります。
アルコールでドリンク比率を上げるには?
まずは、アルコールメニューでドリンク比率を上げる方法について考えてみましょう。
「とりあえずビール!」というお客様も多いですが、それだけではもったいない!
そこで、他のお店では飲めないような、魅力的なアルコールメニューを提供することが重要になります。
例えば・・・