飲食店で働いていると、「自分がやった方が早い」と思って、ついつい個人プレーになってしまうこと、ありますよね。
でも、それって実は、お店全体の雰囲気や売上に悪影響を与えてしまう可能性があるんです。
個人プレーは、周りが見えなくなりがちで、無駄も増えてしまいます。何より、職場の雰囲気が冷えてしまい、お客さんにもそれが伝わってしまうんですね。
そこで今回は、個人プレーをなくし、お店全体を活性化させるための、具体的な方法をご紹介します。
チームワークを高めて、お客さんにもスタッフにも愛される、温かいお店を作るヒントになれば幸いです。
個人プレーがお店に与える影響
個人プレーが目立つお店では、以下のようなことが起こりがちです。
- 職場の雰囲気が冷える: スタッフ同士のコミュニケーションが減り、協力し合う意識が薄れてしまいます。
- お客さんに悪い印象を与える: 活気がない、冷たい雰囲気は、お客さんにも伝わってしまいます。
- リピート率の低下: お客さんは、料理だけでなく、お店の雰囲気も重視します。居心地の悪いお店には、なかなかリピートしてくれません。
- 売上の低下: 結果として、新規のお客さんも減り、売上も低下してしまいます。
例えば、こんな場面を想像してみてください。
- 料理を提供する時、お客さんを見ずに急いでテーブルに置いて急いでテーブルから離れてしまう
- テーブルを片付ける時、周りに声をかけずに黙々と作業する
- 注文を受ける時、淡々とオーダーを取り、笑顔がない
このような対応では、お客さんは「このお店は何か雰囲気が悪いな」と感じてしまうかもしれません。
逆に、スタッフ同士が声を掛け合い、笑顔で接客しているお店は、お客さんにも良い印象を与え、また来たいと思ってもらえるでしょう。
チームワークを高めるための具体的な改善策
では、どうすれば個人プレーをなくし、チームワークを高めることができるのでしょうか?具体的な改善策をいくつかご紹介します。
- 声かけとアイコンタクトの徹底
- 料理を持っていく時:「〇番テーブルに〇〇をお持ちします!」→「はい!お願いします!」
- テーブルを片付ける時:「〇番テーブル、バッシングします!」→「ありがとうございます!」
- 注文を受けた時:「〇番様、フード(ドリンク、お替り)ご注文いただきました!」→「ありがとうございます!」
- 料理ができた時:「〇番様の、名物麻婆豆腐、出来上がります!」→「お待たせいたしました!」
- 余裕を持つことの大切さ 個人プレーが目立つ時は、個々に余裕がなく視野が狭くなっている可能性があります。そんな時は、以下のようなことを試してみましょう。
- スタッフに声をかけ、深呼吸を促す1分程度の休憩を与え、気持ちを落ち着かせる
- 「早く早く」は逆効果 「早く早く」と急かすことは、最も逆効果な指導法です。
スピードを競うのではなく、温かみのある接客を心がけるようにしてみてください。
遅くても、心のこもった丁寧な対応は、お客さんに必ず伝わります。- 笑顔で接客するお客さんの目を見て話を聞く料理の説明を丁寧に行う
まとめ
飲食店は、スピードよりも温かさが大切です。
1分早く席に案内できても、お店に活気が無かったら再来店はしません。
お店に満席で待てなくてその時は帰ってしまっても、次来店してくれるものです。
そこで待っている間に冷たい感じを受ければ、二度と来店することは無いといえます。
現場で働いていると、小島もそうでしたが、「早くしないと。。。」と焦りがちですが、お客さんにとってそれは雰囲気を壊してまで早くして欲しいとは思っていません。
(そこまで「早くしろ!」というお客さんは来なくてOKと個人的に思います)
チームワークを高め、お客さんにもスタッフにも愛される、そんなお店を一緒に作っていきましょう。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪