飲食店を経営する上で、新規顧客の獲得は永遠のテーマですよね。
チラシを配ったり、クーポンを発行したり、SNSで宣伝したりと、様々な集客方法を試している方も多いのではないでしょうか?
しかし、せっかくお店の前まで来てもらっても、最後の最後で入店してもらえなければ意味がありません。
実は、お店の顔であるファサードが、知らず知らずのうちに顧客の入店を阻害しているケースがあるんです。
今回は、看板やポスターなど、ファサードに設置する販促物でやりがちな失敗と、その改善策について解説していきます。
【目次】
- 入店を阻害するファサードとは?
- よくある失敗例
- 情報過多で何が言いたいのかわからない
- ターゲット層に響かないデザイン
- 清潔感がない
- 夜間は見えない
- 改善策とポイント
- 「誰に」「何を」伝えたいか明確にする
- デザインはターゲット層に合わせる
- 清潔感を意識する
- 夜間でも視認性を確保する
ファサードとは?
そもそもファサードとは、建物の正面部分のこと。飲食店であれば、外観全体を指す場合が多いです。
看板やポスターはもちろん、お店のロゴ、外壁の色や素材、窓、照明、植栽なども含まれます。
つまり、ファサードはお店の第一印象を決める重要な要素と言えるでしょう。
入店を阻害するファサードとは?
入店を阻害するファサードとは、文字通り、顧客がお店に入りづらくなるようなファサードのこと。
例えば、
- 雑然とした印象の看板やポスター
- 古くて汚れたA看板
- 色褪せたタペストリー
- アッパー業態なのにチープな自作看板
- コンセプトと関係がない商品のアピール
- コンセプトと関係がない趣味の延長の置物
- 段ボールやおしぼりのかご
- 店頭に置かれたゴミ箱
- 軒先や看板などに蜘蛛の巣
などは、顧客に「このお店大丈夫かな…?」と不安を与え、入店をためらわせてしまう可能性があります。
せっかく興味を持ってお店の前まで来てもらっても、入店してもらえなければ、機会損失になってしまいますよね。
よくある失敗例
では、具体的にどのようなファサードが、入店を阻害してしまうのでしょうか?
よくある失敗例を4つご紹介します。