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飲食店の人材確保は「時給」から!待遇改善で定着率UPを目指そう!

飲食業界の人手不足、本当に深刻ですよね…。
求人を出しても応募が来ない、やっと採用できてもすぐに辞めてしまう。
そんな悩みを抱えている飲食店の方は多いのではないでしょうか?

自分自身も24年間飲食店の現場に身を置き、様々な業態、役職を経験してきました。
そして今はコンサルタントとして、多くの飲食店経営者の方々と日々向き合っています。

その中で感じるのは、人材確保の鍵はまず「時給」にあるということ。

今回は、時給を中心に、人材確保と定着率向上のための具体的な方法についてお話していきます。

目次

  1. なぜ時給が重要なのか?
  2. 時給アップで人件費はどうなる?
  3. 福利厚生でさらに働きやすく!
  4. 今いるスタッフを大切に!
  5. 無駄な人材配置を見直そう!
  6. 求人広告費との比較
  7. 競合より一歩先行く時給でリードしよう

時給は人材確保の第一歩!

「良い人材を採用したいけど、人件費が…」そう考えて、なかなか時給を上げられないという経営者の方もいるかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください!

低い時給では、そもそも応募者が集まらない可能性が高いんです。
せっかく求人広告を出しても、応募がなければ意味がありませんよね?

それに、時給が低いと、せっかく採用できたスタッフも、すぐに他の店に流れてしまうかもしれません。

人材の定着率を上げるためには、まず周辺の飲食店に負けない時給を設定することが大切です。

時給アップで人件費はどうなる?シミュレーションしてみよう!

「時給を上げたら、人件費が大幅に上がってしまう…」

そう心配になるのも当然です。
そこで、実際に時給を上げた場合、人件費がどれくらい変わるのか、シミュレーションしてみましょう。

例えば、

  • 現在の時給:1,150円
  • 1日あたりの平均労働時間:5時間
  • スタッフ数:5人

の場合、1日あたりにかかる人件費は、

1,200円 × 5時間 × 5人 = 30,000円

となります。

これを、時給1,200円に上げると、

1,300円 × 5時間 × 5人 = 32,500円

となり、1日あたり2,500円の人件費増加になります。

1ヶ月(25日)では、2,500円 × 25日 = 62,500円の増加です。

もちろん、これはあくまで一例です。実際の増加額は、お店の規模やスタッフ数、労働時間によって異なります。

重要なのは、時給を上げることで、どれくらい人件費が増加するのかを把握すること。
そして、その増加分をどのようにカバーしていくのかを考えることです。

この人件費アップは何よりも重要性は高いと思います。
良い人材が集まればサービス力も上げられますし、商品開発も力を入れられます。
人が居なければ、作ることも売ることも原価を抑えるための工夫もできなくなります。

福利厚生でさらに働きやすく!

時給を上げるだけでなく、福利厚生を充実させることも、人材確保には効果的です。

例えば、

  • まかないの無料提供
  • 交通費支給
  • 制服貸与
  • 従業員割引
  • 誕生日プレゼント

など、様々な福利厚生があります。

これらの福利厚生は、スタッフの満足度を高め、定着率向上に繋がります。

配偶者控除も忘れずに!

パート・アルバイトのスタッフの中には、配偶者控除を受けている方もいるでしょう。

時給を上げると、収入が増えて配偶者控除が受けられなくなる場合があります。そうなると、手取りが減ってしまう可能性も…。

スタッフに損をさせないためにも、配偶者控除が受けられなくなる場合は、手取りが減らないように配慮することが大切です。
おそらく、法改正になると思いますが。。。

今いるスタッフを大切に!

新しいスタッフを採用することも重要ですが、今いるスタッフを大切にして継続勤務してもらうことはもっと大切です。

働きやすい環境を整え、スタッフが長く働きたいと思えるようなお店作りを心がけることで
今いるスタッフに友人や知人を紹介してもらうことできます。

その際、待遇面で他の店に勝っていれば、スタッフも自信を持って紹介してくれますよね。

求人に応募が来るかどうか神頼みにしない!

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