お知らせ

飲食店は需要の価格弾力性を知ろう

値上げ、価格改定、メニュー変更時など、価格戦略を考える時に
知っておいた方が良いのが需要の価格弾力性。
 
これを知っていると値上げでの失敗が少なくなります。
そして、どこでどの商品で利益を取るべきかも
戦略として行うことができます。
 
こうしたことも考えていつも小島はコンサルを行っておりますので
悩んでいるのならご相談くださいね。
 
知っておいた方が良い需要の価格弾力性とは
簡単に言うと

価格の変動によってどれだけ需要が変化するかを表すものです。
 
例えば、ラーメン800円を880円に値上げした時、
販売数が100杯から90杯に減った時の
需要の価格弾力性は

880/800=1.1 価格を1割上げたら
90/100=0.9 需要が1割減る

この場合は
価格が1割上げたら需要1割減ったので
需要の変化率/価格の変化率で
1/1となり需要の価格弾力性は1となります。
 
1が基準点となるので1を上回る
と価格弾力性が高くなり価格の変化が大きく需要に左右されます
 
反対に1を下回ると価格の変化が需要に左右されにくくなります。
 
 
そしてこの価格弾力性はある価格で一気に需要が減る点だあります。
 
それが今だとラーメン1000円の壁というものです。
 
ラーメンを980円から1000円に上げた時
たった20円の値上げで需要は大きく減ってしまいます。
 
こうした急激に需要が落ち込むラインを超えないようにすることも
価格戦略のポイントのひとつとなります。
 
では上げられないのか?というとそうではありません。
 
 
需要の価格弾力性が高い商品の特徴は、
どこにでもある商品、他店でも食べられる商品。
 
ビールや牛丼・ランチなどがわかりやすい商品のひとつといえます。
 
例えば、ランチを周囲が800円で提供している中で
1000円で販売するとなると需要は大きく減る可能性があります。
牛丼も同様に周囲が400円くらいなのに
800円で同じように提供しても需要は低くなると考えられます。
 
しかし、だからといって値上げをしてはいけないということではありません。
 
ここからが大事なのですが
需要の価格弾力性を低くすれば良いのです。
 
需要の価格弾力性が低い商品を考えるとわかりやすいといえます。
例えば、生活必需品は需要の価格弾力性は低くなります。
 
生活に必要なものは高くなっても購入しますよね。
最近で言うとわかりやすいのがマスクでした。
 
一時期信じられないくらい高くても購入された方多いのではないでしょうか。
 
トイレットペーパーやお米や油なども
高くても購入しないことは無いと思います。
 
飲食店からすると取引先の食材が上がっても購入しますよね。
 
こうしたものは価格弾力性は低くなります。
 
そして必需品以外にもうひとつ需要の価格弾力性が低いものがあります。
 
 
それは、オリジナリティある商品です。
例えばブランド品。
 
購入する方は例え高くなっても購入されますね。
 
ここでしか買えないもの、
旅行先のお土産も高くても購入しますね。
 
球場のビール。1杯750円でも買いますよね。
 
 
飲食店でもそこでしか食べられない商品。
他とは違う商品は価格弾力性が低くなります。
 
ラーメンでも1杯1000円以上でも
バンバン出ている繁盛店もあります。
 
ランチが1000円を楽に超えていても
パンパンのお店もあります。
 
それはこの需要の価格弾力性が低い商品を持っていることになります。
 
今日はあなたのお店の商品・サービスが
需要の価格弾力性が高いのか低いのか考えてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^


集客・客単価アップ・収益改善を支援いたします!


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