人手不足になっている飲食店が求人してもアルバイトが集まらない場合、
各ステップごとの問題点を改善することが大切です。
おはようございます!
飲食店のコンサル・実践運営アドバイザーの小島です。
飲食店は「ヒト」が土台ですので
ヒトがいないと運営は困難になります。
これは極当たり前でしたが
ひと昔前は求人すればそんなに苦労せずに
募集がありました。
しかし今はお金をかけて求人広告出しても
応募がないことも多くあります。
それでは折角現場で頑張って人件費を抑えたり
仕入れを工夫して原価を抑えたり
家賃交渉して家賃を維持したりしても
一気に経費が増えてしまいます。
なので今は原価管理と同様に
求人についても良く知ることが重要といえます。
まず、求人と言っても
単に募集要項を告知すれば良いだけではありません。
応募する方の視点としてはこのような流れになります。
アルバイトしたい
何となくアルバイトしようと考えている段階。SNSやWEBで求人検索する程度。
求人募集を探す
本格的にアルバイトを探す。自宅周囲や学校付近で張り紙に目が行く。
求人情報を比較
SNSやWEB、店頭ポスターなどで得た情報よりホームページやクチコミをチェックする。
実際にお店を利用してみることも多い。
応募
WEBより3社程度は応募する。電話応対や返信メールなどでも面接行くかどうかを決める。
電話での応募は誰が出るのかわからず怖いので出来るだけ避ける。
面接
面接当日まで面接行くかどうかを考える。実際にお店の前まで行って違和感を感じれば行かない。
採用企業を比較
面接で感じたことを元に採用連絡来た企業から最終的に選択する。
勤務先決定
雇用契約するまでは悩み続ける。良い条件が見つかったらSTEP4に戻る。
このように応募者は各ステップ毎に離脱していきます。
なので最終的に雇用契約まで行く人はごく一握りとなります。
この各ステップで離脱しないようにしていることが
最低限必要です。
まず、ステップ1でSNSやWEBに情報がないと
最初の流入が少なくなります。
ステップ2でも店頭や店内に募集がわかる仕掛けが無いと
ここでも「今は募集していない」とみられ離脱します。
ステップ3では、実際のお店の雰囲気を観られます。
ここで地域の待遇水準より低いと候補にも挙がりません。
ステップ4で、対応が遅かったり丁寧な対応でない、
対応が合わない場合は面接予約をしても面接に来ません。
ステップ5で店舗前に来てもファサードをみて
整理整頓されていなかったり散らかっていたら
そのまま帰ります。
ステップ6で実際に面接を受けてお店の雰囲気や
面接対応によって採用連絡きても○○の都合で断ります。
ステップ7でも、最後まで悩みます。
雇用契約までは「○○だから」と理由を後付けで
採用辞退します。
こう流れを観てみるといかがでしょうか?
採用まで行くのが少ないのも納得できると思います。
今は、一昔前より
情報が多く簡単に手に入るので
最後の最後まで誘惑が多く迷います。
決して「今の子は・・・」という訳ではないと小島は思います。
こうした時代であることをまずは知ることが大事です。
そして各ステップで離脱しないように
各ステップごとに対策を考えることが必要です。
そしてアルバイトが求人応募し、
面接に来れる環境づくりを行うことを
今日は考えてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪