シフトに穴が開くことは人を増やすことでは解決しません。
忙しい時、「あと一人いれば・・・」と思いますが増員ではない方法で
悩みを改善を考えてみてはいかがでしょうか?
おはようございます!
飲食店のコンサル・実践運営アドバイザーの小島です。
「人が足りない・・・」
これは飲食店の永遠のテーマと言っても良いのではないでしょうか?
しかも最近はスタッフの数は確保出来ていても
いざシフトを組むと、人が足りない・・・。
店長の一番の悩みかと思います。
コロナ禍もありアルバイト・パートスタッフも
勤め先がまともな営業ができず
シフトに入れずに収入がほとんどなくなった人もいました。
閉店をしてしまうお店も多かったです。
そのため、アルバイト・パートスタッフも生活に影響するので
掛け持ちをする人が多くなったと思います。
ヒアリングすると多くの人が2つ以上の掛け持ちをしていました。
中には3つ、4つ掛け持ちをしている方もいるほどです。
こうなると一つのお店に割く時間と気持ちが分散されます。
ここが大きな影響を与えていると小島は考えています。
今まではアルバイト・パートスタッフは
基本ひとつの勤め先なので
あなたのお店の勤務が
学業や子ども、家庭の次に高い優先順位でした。
しかし、収入の途絶えを起こさないように
複数の勤め先で勤務することにより
優先順位のライバルが多くなりました。
そして、勤務が分散することにより
あなたのお店への帰属意識も分散され
「人が足りないから出られない?」
と聞いても中々シフトが埋まらなくなっています。
なので人を増やしてもシフトに穴が開くことが増えているといえます。
これを防ぐにはどうしたら良いでしょうか?
小島の考えでは、
あなたのお店の帰属意識を高める
これが唯一かと思います。
あなたのお店に無くてはならない存在として認識させる。
スタッフの居場所を守り、収入も守り
人として認めて成長を促し成長を感じてもらう。
「ここにいれば安心だし、自分も成長できる」
「成長すればお店も利益を出し自分も収入が増える」
と、あなたのお店が土台となり成長に繋がることを
意識してもらう。
そのためには待遇は最低でも他の勤務先と同等以上にしなければなりません。
これはもう必須です。
まずは、周辺のお店と待遇が良くない場合、
見直しを検討してください。
そのためには商品価格やサービス、商品構成、オペレーションを
どうしなければならないのかを考える。
アルバイト・パートスタッフのがんばりを
店長がしっかりと観て認めて店舗の実績を考慮して報酬を与える。
経営者は店長の店舗の実績をみて店長に報酬とスタッフへの報酬権限を与える。
スタッフが良い仕事をすればお客様にも喜んでもらい
売上も上がり、そうすることで店長に実績により
報酬権限が与えられ、店長がスタッフに付与していく。
こうすることでスタッフは、自らの取り組みを評価されつつ
お店の売上を上げることでお店への愛着も生まれていきます。
自分の待遇とお店の業績が関連されるので。
人手不足は人を増やしても根本的な解決はしない。
解決するのは帰属意識を高めることだけ。
帰属意識を高めれば優先順位が上がります。
優先順位が上がれば、学業より優先してくれる時もあります。
あまり良くはないかもですが、
スタッフの将来どこでも通用するように
育てることが重要と思います。
今日は改めてあなたのお店で帰属意識を高める方法を考えてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪