飲食店を経営している皆さん、客単価アップは永遠のテーマですよね。
「客単価を上げたいけど、何をすればいいか分からない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
客単価アップと聞くと、
- 商品の値上げ
- 追加注文を促す
といった方法が思い浮かびますよね。
もちろんこれらの方法も有効ですが、今回お伝えしたいのは「中心イメージ価格」という考え方を使った客単価アップ術です。
特に、
- 単品料理がメインのお店
- ランチタイムで1人1品しか注文しないお客さんが多いお店
では、この中心イメージ価格の考え方が非常に重要になってきます。
中心イメージ価格とは?
中心イメージ価格とは、お客さんが「このお店の料理はこのくらいの価格帯だな」と感じる価格帯のことです。
例えば、
- 380円
- 580円
- 780円
- 980円
- 1280円
- 1580円
といった価格帯の商品で構成されているお店の場合、お客さんは「このお店は1000円前後の料理が多いな」と感じるでしょう。
この場合、中心イメージ価格は1000円となります。
中心イメージ価格を調整する
この中心イメージ価格を意識することで、客単価を上げることができます。
例えば、先ほどの例で最低価格を480円にすると、中心イメージ価格は1000円から1100円程度に上がります。
また、ランチタイムで
- 980円
- 980円
- 980円
- 1180円
- 1380円
といった商品構成の場合、お客さんのイメージする中心価格は980円です。
しかし、これを
- 980円
- 1180円
- 1180円
- 1180円
- 1380円
という商品構成にすると、中心イメージ価格は1180円に上がります。
このように、商品の価格構成を工夫することで、お客さんのイメージする中心価格を調整することができるのです。
中心イメージ価格とお店のコンセプト
ただし、中心価格を上げれば良いというわけではありません。
中心イメージ価格はお店のコンセプトに合っていることが重要です。
もし、お店のコンセプトが「リーズナブルな価格で美味しい料理を提供する」である場合、中心イメージ価格を上げすぎるとお客さんは「このお店は高くなったな」と感じてしまいます。
逆にお店のコンセプトが「高級食材を使った本格的な料理を提供する」である場合、中心イメージ価格が低いと「このお店は安っぽいな」と感じてしまうでしょう。
中心イメージ価格がお店のコンセプトに合っていないと、お客さんに違和感を与え、満足度を下げる原因になります。
まとめ
客単価を上げるためには、商品の値上げや追加注文を促すことも重要ですが、中心イメージ価格を意識することも非常に大切です。
中心イメージ価格を操作することで、お客さんのイメージする価格帯を上げ、客単価アップにつなげることができます。
ただし、中心イメージ価格はお店のコンセプトに合っていることが重要です。
中心イメージ価格を見直す際は、お店のコンセプトと照らし合わせながら、適切な価格帯を設定するようにしましょう。
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ぜひ参考にして、あなたのお店でも客単価アップを実現してくださいね!
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