Sotogofunコラム
居酒屋なのに酒が売れない…。立地と客層に合わない商品を無理に推す前に、銀行に相談
飲食店経営者・店長向け実務コラム
夜営業なのに、なぜか酒がさっぱり売れない。
「タクシーが呼びにくい環境だから、お客さんも飲酒を控えるのだろう。」
そう考えて、酒の仕入れを減らしたり、飲酒キャンペーンを打ったりしても、思うような売上が上がらない・・・
こんな状況に陥っていませんか?
その悩みは、商品企画の段階ですでに決まっています。
立地と客層に合わない商品を「売るべき商品」だと思い込んで、販促に力を入れても、結果は限定的です。
では、どうすればいいのか?
その答えは、銀行との付き合い方を見直すところにあります。
銀行は、あなたの店の「本当の強み」を知っている
銀行との付き合い方というと、融資や返済のことだけを思い浮かべる経営者が多いでしょう。
しかし、銀行は単なる「お金の貸し手」ではなく、あなたの店の経営データを最も正確に持っている相談相手です。
融資申請時に提出する試算表や決算書、日々の入出金パターン
こうした数字から、銀行は「この店の客層は何を求めているのか」「どの商品カテゴリーで利益が出ているのか」を、あなたよりも客観的に把握しています。
車で来るお客さんが多い立地で、夜営業なのに酒が売れないという悩みも、銀行の目で見れば「その店に適した別の商品カテゴリーがある」という情報かもしれません。
銀行との対話で、立地に合った商品戦略を見つける
7月は下半期の融資枠を検討する時期です。
この時期に銀行の担当者と面談するなら、「融資の相談」だけでなく、「うちの店の売上構成について、どう見えていますか」と聞いてみてください。
銀行は、あなたの店と同じ立地・業態の他店舗の数字も知っています。
「車で来るお客さんが多い環境では、この業態の平均的な店舗は、どの商品カテゴリーで売上を作っているのか」という業界知識を持っているのです。
もしあなたの店が、その「平均的な売上構成」から大きく外れているなら、それは改善の余地があるサイン。
逆に、酒の売上比率が低くても、別の商品カテゴリーで高い粗利を出しているなら、そこに経営資源を集中させるべき理由が見つかります。
「目標未達を防ぐ秘策」は、銀行との対話から生まれる
飲食店経営者は、往々にして「売上目標を達成するための3つの秘策を用意しておく」ことの大切さを知っています。しかし、その秘策が「立地に合わない商品を無理に推す」というものなら、いつまでも目標には届きません。
本来の秘策は、「この立地のお客さんが本当に求めているものは何か」「その商品で、どうやって売上を作るか」という、根拠のある戦略から生まれるべきです。
銀行との対話は、その根拠を見つけるための最短ルートです。
明日できる一手
銀行の担当者に連絡を取り、次の面談で「うちの店の売上構成について、同業他店と比べてどう見えていますか」と質問してみてください。その答えから、あなたの店が本当に売るべき商品が見えてきます。
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