夏の看板メニューは梅雨明け待ちで大丈夫?いま仕込まないと間に合わない理由

Sotogofunコラム

夏の看板メニューは梅雨明け待ちで大丈夫?いま仕込まないと間に合わない理由

飲食店経営者・店長向け実務コラム

2026年06月08日 | 飲食店経営 × 商品開発

梅雨時期は「集客が落ちる季節」ではなく、「仕込みの黄金期」です

梅雨の集客減は避けられない。ただし、この時間を有効活用できる店とそうでない店で、夏の売上は大きく分かれます。たとえば土用の丑(2026年は7月29日)まで残された時間は約2ヶ月。仕込みが間に合わない店は、夏のピークシーズンに「できていない状態」で迎え撃つことになります。

現状:なぜ多くの店が「夏対策で出遅れる」のか

梅雨時期に集客が落ちると、多くの経営者は「今、暇だからこそ何とかしないと・・・」と感じます。現在の売上を維持することで頭がいっぱいになり、2ヶ月先の繁盛期に向けた仕込みを後回しにしてしまう。結果、土用の丑が近づいて焦り始め、以下のような悪循環に陥るパターンが多いのです。

対策:今から始める「夏メニュー仕込みの4ステップ」

01

メニュー企画を確定する

ターゲット層に合わせたボリューム・価格帯・調理工数を決定。リサーチは今月中に完了させる

02

原価交渉と仕入れ確保

複数の仕入先と交渉し、原価を最適化。7月中旬の繁忙に向けた在庫確保も同時進行

03

調理フローと品質基準を統一

店員教育を6月中に実施。メニュー写真の撮影も含めて、すべて完成させておく

04

告知準備を並行実行

Googleビジネスプロフィール、Instagram、LINE等の準備を6月末までに完了させる

Instagram・LINEは「告知ツール」ではなく「事前教育ツール」として使う

「LINEを始めたいけど、どう使えばいいのか分からない」という経営者は多いですが、夏メニュー対策の文脈では以下のように活用できます。

Instagramの役割

メニュー写真を投稿する際、ハッシュタグではなく「キャプションへの自然なキーワード混在」を重視してください。例:「土用の丑に向けた看板メニュー」「夏バテ対策の栄養メニュー」といった形で、検索ユーザーに引っかかるようにします。投稿は6月末までに完了させておくことで、7月のアルゴリズムレコメンドに乗りやすくなります。

LINEの役割

既存顧客への「事前期待値醸成」に使います。土用の丑の1ヶ月前から、新メニュー開発の背景やこだわりを配信。来店を促すというより「このメニュー、楽しみだな」という心理を作ります。さらに、Googleビジネスプロフィールの口コミ返信を24時間以内に行うことで、評価スコアが上がり、新規客の検索流入も増えやすくなります。

チェックリスト:今週中に確認すべき項目

以下の項目を確認し、実施可否を判断してください。

□ 夏メニューのコンセプトと提供対象(ターゲット層)が決まっているか

□ 現在の仕入先に対して、原価交渉・在庫確保の相談を済ませたか

□ メニュー写真の撮影スケジュール、店員教育のスケジュールが決まっているか

□ Instagram・LINE・Googleビジネスプロフィールの告知準備体制が決まっているか

□ 梅雨明け以降の営業体制(人員・シフト)の確認が済んでいるか

根本的な視点:「梅雨明けを待つ」ではなく「今を活かす」

前回のコラムで触れた「根本的課題解決」と同じ考え方ですが、多くの店は梅雨明けになって初めて動き始めます。これは受動的な経営です。繁盛店は、梅雨時期の「静かな時間」を戦略的に使い、夏に向けた仕込みを完結させています。 結果として、土用の丑の時期には「既に完成された状態」で迎え撃つことができるため、クオリティが高く、顧客満足度も上がり、口コミやリピート率の差が生まれるのです。

明日からの行動

今週中に、夏メニューの企画と仕入先への交渉を開始してください。「梅雨が明けたら」ではなく、「今この瞬間」が分岐点です。

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