かねてから失速と話があがっていたいきなりステーキ。
ニュース上がっていましたね。
細かい内容は上記記事を読んでもらうとして
この減損損失って何っと思いますよね。
その他も気になる用語あると思うので解説しながら
考察していきたいと思います。
減損損失16億8500万円を特別損失として計上する。
この減損損失とは、簡単に言うと
固定資産の回収できない部分の損失です。
建物や設備などを退店により3000万投資したが
1000万しか回収できないと
分かった時点で2000万の減損処理をするわけです。
(必ずではない)
減損処理をすると資金が目減りするかわりに
減価償却費が下がるので
利益が相対的に増えます。
一時的に損失を出すことで先の収益を改善するわけですね。
そして6億6100万円の特別損失
特別損失は本業でないその時だけの損失。
店舗売却や土地売却などででた損失のことです。
「退店に伴う該当店舗の営業損失を減少させること」
と理由の一つにあるので立て直せないほどの
赤字店舗が多かったのがわかります。
営業損失が7億3100万円なので特別損失入れなくても営業損失7000万ということ。
営業損失とは、本業ででた損益(営業利益・営業損失)のことなので
本業でマイナスだったということです。
発表では多店舗出店により自社競合したためと説明していますが、
店舗MAPみると自社競合する店舗は10店舗もいかないかもしれません。
それよりも、
仕組みが真似しやすい業態ということで競合できやすいことや
急激な出店によるクオリティの低下、
他業態が同様の商品の提供による価値の減少、
慣れによるステーキの特別感の喪失
など色々考えられます。
でも、今回いきなりステーキがニュースにあがっていますが
後追いした(パクった)店舗はもっと悲惨だと思います。
(ブームに乗っかるなら、ブーム中に投資回収できる業態じゃないと厳しいです)
そして、今回減損損失計上したことは、
回収を見込めないと判断されたということ。
このことはマイナスしかないように感じますが
経営判断としてはOKだと思います。
ほとんどの経営者は閉店することに躊躇し、
ズルズルと引っ張り、
しまいには、キャッシュ(現金)がなくなり
どうにもならなくなってから閉店します。
こうなると、再生はとても厳しくなります。
なので経営者は損切りできる強い心をもっておきましょう。
また、仕切り直していけばいいので(^O^)