多品種購買型ファストフードは必須になる
昨年から地方で始まってきたマックの
モバイルオーダー。
本日から全国で運用開始とのこと。
今ままで東京でやらずに地方で試験運用をしていたと思われます。
それがある程度整ったから、本格運用を東京などの大都市で始める。
この飲食業界の巨人であるマックが始めたことにより、
モバイルオーダーの導入が一気に加速していく。
そんな時代になってきました。
そして、ファストフード店。
特に多品種購買型のファストフード店は
このモバイルオーダーは必須となっていくと考えられます。
ずっと課題だった注文時のストレスを軽減
どうして必須になっていくのか?
それは、多品種購買型店舗は注文時の時間が一番かかる。
接客の大半は注文時、お渡し時は一瞬。
店内サービスはセルフ。
この状態の中、より効率的な経営を目指す、
そして安定した経営を目指すのなら
注文時の時間を短縮するのはごく自然な流れだといえます。
そして、
ファストフードであるということと
多品種購買型店舗ということ。
この2つが合わさる業態と
モバイルオーダーは相性が良いということです。
より早く、安く、お客様にストレスを与えない提供。
券売機やタッチパネル券売機だと、お客様によって
より注文まで時間がかかってしまう。
そしてお客様のストレスを軽減することが
出来ないばかりでなく顧客離れにつながる恐れがある。
なのでこのモバイルオーダーは最適な仕組みだと思います。
モバイルオーダーでこうなる
例えば、 我が家の近くのマックは、土日祝は
外まで並んでいて、しかも歩道が狭く行列があると、
通行の邪魔になってしまう。
実際に無理やり通ろうとしてきた人とトラブルになるケースもあった。
これがモバイルオーダーが導入されたらどうなるか?
確実にその注文行列は短くなる。
結果的に行列と通行人のトラブルも減ることになる。
ただ、注文の行列が短くなるが商品待ちのお客様は増大することに。
そして、食べていない人が席に座っている状態が当たり前になる。
注文して店内飲食で待っている人なのか、
それともテイクアウトで待っている人なのか。
判断がつかないですね。
プラス、注文時間がないのでオーダーが怒涛の如くたまるので
経験の浅いスタッフは焦ることになり、ミスが多発する懸念もありますね。
こういったデメリットを考えても
メリットの方が大きいという判断だと思います。
そして、ファストフード店全てがモバイルオーダーとの
相性が良いのではなく、あくまで多品種購買型店舗。
少品種購買型店舗は、牛丼チェーンやタピオカ専門店、ラーメン店などは
モバイルオーダーは相性が良くないということです。
一人一品注文するような店舗は券売機が相性良いですね。
注文時間が一人一品が基本なので購入時に閊えずスムーズにストレスなく
注文・購入することができるからです。
相性は業種業態でなくコンセプトで決まる
このことから、あなたのお店はどう考えますか?
・今回のモバイルオーダー
・普及しつつあるテーブルオーダー端末
・そしてスマホや専用端末のハンディオーダー
・券売機・タッチパネル券売機
・手書き注文用紙
・キャッシュオン
(商品と引き換えに都度会計する)
どのオーダーテイクが自店舗に相性が良いか、
少し考えてみてくださいね。
業種業態を考えて決めることも大事ですが、
もっと重要なのは、
コンセプトに合っているか?
まずは業種業態で絞り最終判断はコンセプトで決める。
例え多品種購買型店舗ファストフード店でも、
コンセプトに合わなければモバイルオーダーはNGです。
ラーメン店でも昔ながらの街中華で券売機はNGです。
「おっ○○○さん、久しぶりだね。
いつもので良いの?」
「昨日飲みすぎたから、
あっさりした冷やし中華みたいのできる?」
こういうやりとりも、とても大事な接客です。
こうした何か変更する時の判断基準は
コンセプトに準じていいるかどうか。
これで判断するようにするとブレずに改善していけます。
そして、うちはそういうのやらないから関係ないと思わずに
情報は知っておく。
常に情報のシャワーを浴びる環境に身を置く。
これを意識して月末過ごしてくださいね。