昨日、幕張メッセの展示会で多くの配膳ロボットが展示されていました。
配膳ロボットがあれば、時給換算で150円くらいとか
休まず、文句を言わず働いてくれると。
だから人手不足が解消されるとおっしゃるブースもありました。
ですがこれって人手不足を根本的に解決にはならないと小島は思います。
人手不足はそのお店で働きたいと思う人が足りないから人手不足になります。
配膳をロボットが行っても
「このお店で働きたい」
と思う人は増えないでしょう。
反対に接客が好きな人にとっては
その機会が減るのだから
それはマイナス要素にもなりえます。
そもそも飲食店で勤務したいと思う方は
多くが接客をしたい方が多いといえます。
キッチンは別とかんがえますが
キッチンでも働く人は接客をしなければ
お客様が何を求めているかわからなくなるので
接客は必須だといえます。
ロボットは文句も泣き言も言いません。
ですがロボットはお客様を喜ばせたり
楽しませたりすることはできません。
接客という付加価値を失う飲食店は
これからはより一層価格勝負の店舗になってしまうと考えられます。
接客という付加価値を無しにして
料理だけの付加価値で勝負する覚悟があるのなら良いでしょう。
ですがそうでないのなら、配膳ロボットという方向に行くのではなく
本質的な解決である
お客様からみて外から見て働きたいと思うお店の雰囲気づくり、
「友達にも働いてもらいたい」という環境づくりが大事になるのではないでしょうか?
配膳ロボットが悪い訳ではありません。
ファミレスなど接客という付加価値をあまり必要としないお店のコンセプトでしたら
大いに活躍すると思います。
食べ放題のお店などもそうですね。
小島はこう考えています。
これからの飲食店は、人がする接客の付加価値は上がっていく。
人がすることの付加価値は増していく。
一度この付加価値を失うと取り戻すのはとても大変です。
なので今日は改めて人が行う事の素晴らしさと
「あなたのお店で働きたい!」と思われる環境をつくれているか?
チェックしてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^
購読完了チェック
購読されたら下記ボタンで既読済みにできます。