人手不足の実態
最近、本当によく聞きます。
「今日、人いないのでランチは
休業致します。」
「風邪でアルバイト休みなので
本日休みます。」
今、Facebookでつながっている
飲食店の方で、
週3~4くらい、お見掛けします。
氷山の一角だと思いますので、
実際は相当多いと予想されます。
ここで、どんな業態に多いか?
オーナーシェフのお店、中華業態、
規模が25坪程度を超える店舗に多いです。
この規模があるお店は、
人手不足で開けられない場合でも、
縮小営業しているお店も相当あります。
奥のテーブルを使用するのをやめたり、
イスを間引きしたり。。。
みんな、頭を悩ませながら何とか営業しようとしています。
そして、人に依存する業態、
オーナーシェフのお店や中華業態、フレンチやイタリアン、和食。
新人が入って戦力になるまで数年以上かかる業態は、
今後、人手不足リスクと歩んで行かなければならないとも言えます。
今、何をすべきか
そのリスクを踏まえた上で
今、やるべき事とは、
人材教育
しかありません。
人材教育といっても、
教育することを教育
こっち側です。
自分達経営者がスタッフに教育することを教育すること。
これが非常に大事になってきます。
どういうことかというと、
今までは、
「これはやらなくていいよ。」
「その仕込みは、難しいからいいよ。」
「会計はやんないで。」
と危機管理としてやらせていなかったことも、
ドンドン落とし込んでいくことが必須です。
難しいことも細分化して簡単に教えられるように
教える側のスキルアップです。
そして、教育する仕組みづくり。
これが出来ていないとドンドン劣勢に回っていきます。
そして、教育の仕組みづくりがあって当たり前の時代に
なっていくのが簡単に予想されます。
その仕組みがないお店は求人広告に載せても
はじかれていくでしょう。
これからの時代
価格の時代。
価値の時代。
そして、これからは
本質の時代に入っていくと思います。
上辺で作り上げたものは、すぐにダメになる。
情報がより早くなるので、
今までは、検索して得た情報がこれからは
検索しなくても出てくるようになると思います。
求人も食べログみたいに評価されるのが
当たり前になってくるでしょう。
現に一部で始まってきています。
そういった時代に教育が苦手だと
人手不足でより逆風なんですね。
なので人に依存する業態は、
その依存をどれだけ共有できるようにするかが
これからの運営を決めていきます。
何でもかんでも自分でやる。やらなきゃいけない。
これだともう無理なんです。
これが、自分一人でやる業態で、
自分が働けなくなってら終わりでいいならOKですが。
ゆくゆくは、自分がいなくても営業できるお店にしたいや
自分一人ではできないお店なら避けては通れないです。
どんな難しいことでも、細分化して
一つずつクリアしていく。
そして、段々とできるようになってもらう。
それをすることでスタッフもスキルアップして
自分の今後の人生のプラスになっていく。
もう、教えないで「見て覚えろ!」
この時代でないですし、やってはいないとは思いますが・・・。
しっかりと教育していくんだという心構えを持つ。
そしてどう、教えたら伝わるか?
どう教えたらスタッフもやる気になってもらえるか?
教えることで自分もスキルアップしますし、
スタッフも知ることでよりお客様に伝えることができるようになり
接客も良くなります。
味の変更ができるもの、
なぜできないかの理由や
変更しない方が良い理由など
その場で伝えるようになります。
あなたの分身をつくるんです。
最初はち~ちゃい分身がいっぱいいる感じですが、
集まればあなたの等身大の分身のイメージです。
だから、
あなたの分身つくりはじめませんか?
来年元日に書初めで書いてバックヤードに貼っておきましょうね。