今の「小さな仕込み」で夏の売上が決まる

Sotogofunコラム

今の「小さな仕込み」で夏の売上が決まる

飲食店経営者・店長向け実務コラム

公開日:2026年06月09日 | テーマ:メニュー開発・季節対策

梅雨時期は集客が落ちやすい季節だからこそ、夏本番に向けた準備の黄金期です。次の繁忙期を起点に逆算して、今仕込むべき小さな改善をお伝えします。

現状:梅雨時期に陥りやすい2つの落とし穴

多くの飲食店では、梅雨時期の客足減少に対して、ただ待つか、値引きで対抗しようとしてしまいます。しかし本来、この時期は準備期間であり、戦略の転換点です。

原価上昇が続く今、無理なメニュー拡張ではなく「選択と集中」による小さな改善が、利益を守りながら売上を作る唯一の道です。

梅雨時期に陥りやすい落とし穴

現場で使えるチェックポイント

  • メニュー数を無理に増やし、原価と廃棄ロスが増加
  • 技術とコストが追いつかないまま進めてしまう
  • 土用の丑など季節ピークの準備が後手に回る

対策:2ヶ月で「1品の完成度」を高める逆算戦略

7月中旬~8月上旬に向けて、今からやるべきことは「メニューを増やす」ことではなく「1品を極める」ことです。

メイン候補を絞る

現在のメニューの中から「上記期間に打ちたい1品」を決定。原価率と提供時間を確認し、採算性を担保する。

試作と検証を繰り返す

週2回、試作を実施。スタッフのフィードバックとコスト原価を記録し、改善点を可視化する。

スタッフ教育と販売戦略

本本番3週間前から、スタッフが商品の魅力を伝えられるまで練習。LINEやInstagramで予告を開始。

デザート充実への現実的アプローチ

「デザートを充実させたいけど、技術とコストが追いつかない」という悩みは、ほぼすべての店長から聞こえます。この場合、2つの選択肢があります。

選択肢A:外注・アライアンス 高級感が必要なデザートは、地元の製菓店やシェフと提携し、品質を保ちながらコスト削減。ブランド相乗効果も期待できます。

選択肢B:シンプルな1品開発 無理に種類を増やさず、季節ごとに「このデザートといえば我が店」という1品をスタッフが作れるレベルまで追い込む。お客様からの支持もそこに集中します。

今から6月中にチェックすべき項目

梅雨期間中にやること確認リスト

夏向けメイン商品を1品に絞った

原価率と提供時間を計算し、採算性を確認した

試作を週2回実施する日程をカレンダーに入れた

スタッフに試食・フィードバック機会を設けた

デザートは外注か内作か、意思決定した

小さな改善が夏の売上を左右する

梅雨時期に「何もしない」と「小さく準備する」の差は、夏には歴然たる売上差になります。

原価が上昇する今だからこそ、メニュー数ではなく「1品の完成度」と「スタッフの販売スキル」に投資することが、継続的な利益を生み出します。

明日から、メイン商品1品を決めて、試作スケジュールをカレンダーに入れてください。その小さな行動が、2ヶ月後の大きな売上につながります。

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