今、急速に広がっているセルフレジ。
飲食店でも広がるかどうか?
少し考えてみたいと思います。
セルフレジ。
考えてみると、券売機はセルフレジにあたりますね。
それと、切符。
これもセルフレジですね。
自動販売機もセルフレジ。
こうして考えると、結構昔からセルフレジはありました。
この昔からあるセルフレジはどれも商品が少ないもの。
だから出来たんですね。
今のセルフレジは全商品対応しているので、
普及に時間がかかったといえます。
そして、今のセルフレジは2種類に分類されます。
- 商品登録はスタッフが行う。
- 商品登録も客が行う。
現状主流は1の状態ですが、少しずつ2も増えてきています。
とりあえずどんな感じなのかを知りたいので100均で体験してみました。
「・・・。」
結局、有人レジで会計。。。
その理由は・・・
- 現金が使えない。(ここは電子マネー決済のみだった)
- 商品登録が一回に付き3点までだった。
- スムーズにできないと落ち着かない。
ちょうど、電子マネー残高不足でチャージするにも、
周りの目が気になり、そしてさらに3点までしか購入できない。。。
「100均で3点までって・・・。」と思いましたが、
その時は10点~だったので4回は決済しなければならず、
「もういいや~」
となり、レジの行列に並びました。
セルフレジはだれも利用していなかったこの現実。。。
このことから
何を飲食店の皆様に伝えたいかというと、
ストレスを会計で与えたらダメ!
会計はスムーズに。
ストレスなく。
セルフレジで制限多いのはNGです。
お客様にやってもらうのに、
現金ダメ、商品登録点数制限。
それは使用しないですよね。
飲食店もセルフレジ。
かなりハードル高いと思います。
ただ、相性の良い業態もあります。
例えば、
フードコートスタイル・ファストフード店。
- 商品を券売機のように注文
↓ - 会計
↓ - レシートをとり
↓ - 番号が呼ばれる。
↓ - 取りに行く。
中には呼び出しベルが自動で出てくるシステムもあります。
ただ、どうしてもテーブルオーダーで
セルフレジは相性があまり良くないですね。
テーブルで端末で注文して最後にレジでセルフ会計。
リスクが高いですよね。
会計忘れや食い逃げが多発しそうです。
セルフレジ発表会にも伺ったことあるのですが、
テーブルでオーダーして先に会計してから料理提供。
この順番がベースになっていました。
オペレーション的にお客様にストレスがかかる。
そんな中、昨年2019年11月下旬から
テーブルに着いたままスマートフォンで決済できるシステム
https://foodfun.jp/archives/3571
も提供開始されました。
テーブルで端末から注文~決済までしてもらうもの。
スタッフは料理提供のみ。
これで先日のブログの配膳ロボットで
スタッフはホールに一人もいないことになります。
ホール無人。。。
これが良いことなのかどうかはわかりませんが、
小島的には、飲食店・外食の良さが失われていると感じます。
今、普段の生活でドンドン人と人の関りが減ってきています。
でも、人は他がいてこそ人でいられます。
外食で人と人のふれあい。
その価値の重要さがこれからの飲食店の繁盛を決定づける。
ロボット化が進めば進むほど、人の希少性が出ますからね。
そして、人とロボット。
非効率と効率。
このバランスがドンドン変わってきています。
この微調整を今の人が求めている状態にしていく。
人がやらなければならないことは絶対に機械にしない。
逆に人でなくても良いことは機械に任せる。
このことを前提として、セルフレジはあなたのお店に
必要なのかどうか考えてみてくださいね。