Sotogofunコラム
梅雨時期に「個性」を磨く。夏メニューで差がつく理由
飲食店経営者・店長向け実務コラム
梅雨時期の集客減は「個性不足」の警告信号
毎年この時期に「売上が落ちる」と感じていませんか?
実はそれは季節のせいではなく、あなたの店が他店と区別されていない証です。
梅雨時期の集客減は、多くの飲食店が同じ悩みを抱えます。 だからこそ、ここで差をつける店は「顧客が忘れられない何か」を持っています。それが個性です。
原価が上がり、メニュー開発の余力がない。そう感じるなら、むしろ今が勝負です。 限られた資源の中で、あなたの店「らしさ」を徹底的に磨く。それが夏の売上を左右します。
原価上昇の中で、なぜ「効率重視」はNGなのか
原価が上昇すると、多くのオーナーは「効率化」に走ります。
仕込みを減らす 手間をカットする スピードを重視する
気持ちはわかります。 でも、ここで個性まで削ってしまうと、もう戻れません。
あなたの店を選ぶ理由は「安さ」ではなく「あの店だから」のはずです。
その「だから」が何かを見失うと、客は競合店へ流れます。 効率化は必要ですが、顧客を惹きつける非効率な要素は残す。
この使い分けが、梅雨を乗り切る鍵です。
原価削減→手間を削る→個性が消える→客足が落ちる→さらに価格を下げる(負のループ)
原価削減を認める→「らしさ」はキープ→顧客が増える→単価が上がる(正のループ)
夏メニュー開発で「個性」を磨く3つの視点
梅雨明けの夏は、顧客の気分が一変します。食欲、外出欲、購買欲が復活します。ここで打つ手が、その後の売上を左右します。ただし「新しいメニュー数」ではなく「個性の深さ」で勝負しましょう。
メニューを増やす前に、「この食材なら使わなくても大丈夫」という判断を。原価が浮いた分を、あなたの得意な一皿に集中投下する。量より「この一品は他では食べられない」という確信度です。
あなたの店が「この地域にあってよかった」と思われるのは、メニュー多さではなく「この店の食べ方」を覚えられるからです。夏メニューの盛り付けで、あなたの哲学を見える化しましょう。
大きな新メニュー導入より、既存メニューの「夏バージョン」を丁寧に作る。できた+評判が良い→もう一品という具合に、小さな勝利を積み重ねることが、夏の売上を安定させます。
梅雨時期のメニュー開発チェックリスト
明日から確認する5項目
現場で使えるチェックポイント
- あなたの店の「看板メニュー」は、夏に向けてどう変わる予定か説明できるか
- 新メニューを増やす前に、引き算できる食材や工程がないか、一度リスト化したか
- 現在のメニュー盛り付けが「あなたらしい」と顧客に認識されているか、声を聞いたか
- 原価上昇を理由に「品質を下げる」決断をしていないか、チェックしたか
- 夏メニュー導入は「1品を完璧に」という目標を立てたか
梅雨は「個性を磨く最後の時間」
梅雨時期の減客は、むしろ贈り物です。時間に余裕が出た今、メニュー開発にじっくり向き合える。夏に向けて「この一品は絶対」という確信を作れる。そして何より、「やりたいことより地域に必要とされる店」というあなたの基軸を、もう一度見つめ直せる。
決断までは慎重に、決断後は大胆に。その原則で、今週中に「夏メニューの一品」と「それを支える引き算」を決めてください。そうしたら、梅雨明けの売上は自動的についてきます。
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