
コンサルタントは良く
「コンセプト、コンセプト、コンセプト」
と何回もクライアントに言います。
「もう、わかっているよ!」
といいたくなるくらい、何度も繰り返します。
これには理由があります。
ただ、「コンセプトは?」
というのは、ひとつひとつの料理やサービス、
お店の雰囲気づくりが
コンセプトを意識しないで行ってしまうからです。
口で「コンセプトをわかっている」
といってもそれからズレないで実践するのは
意外と困難なことです。
例えば、週2,3回利用できて満腹になれる
近所のおばちゃん家のような町中華がコンセプトで、
洒落た飾り盛りの前菜を出しても求められていないんです。
反対に、接待で使用するような個室、円卓のお店で
Tシャツで接客されてもお客様は
面白くないんです。
和の出汁の本来のポテンシャルを最大限に引き出すことがコンセプトなら
それを活かす料理はもちろん、接客、食器、照明、制服、接客トークも
すべてコンセプトに沿うべきなんです。
相当コンセプトを意識して、ひとつひとつの物事が
コンセプトに沿っているかを無意識に理解するまで
何度も何度も言わなければなりません。
「これはコンセプトに沿っているか?」
と自問自答を続けることで
自分の中からコンセプトを真に理解することが出来ます。
心も体も本当に理解することで
始めてコンセプトにズレないお店ができるといえます。
ズレがなくなったお店はお客様にとって明確なので
魅力がダイレクトに伝わります。
ここまでくると、既存客からクチコミで
新規顧客を呼んでくれるようになります。
コンセプトを体現できるようになることは、
下手な販促を行うより、効果的といえますので
ぜひ、コンセプトに沿っていないことは無いか?
チェックしてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^