仕入れ価格がますます上がっていきますが
その中で商品の価値は下げたらどうなるでしょうか?
原価が上がりコストが上がった
↓
商品価格が上げられない
↓
原価を下げる
↓
商品価値が下がる
↓
顧客満足度が下がる
↓
再来店率が減少する
↓
集客コストが増加する
↓
総コストが増加する
↓
原価を下げる
という悪循環に陥ってしまいます。
そもそも仕入れコストが上がるたびに
価値を落としてしまっては
それこそ飲食店で食事する価値もなくなってしまいます。
飲食店は基本は究極の受注製造販売です。
オーダーいただいてから製造し、販売、現金化までの
サイクルが短い業種です。
コストを下げていくと
これが製造をまとめて行うようになり
省力化・効率化に目が向けられるようになります。
そうすると作り置きや既製品が多くなり
付加価値は下がっていきます。
そうしたお店はコンビニやスーパーなどと
差別化が出来なくなってきて
来店しなければならない理由も減ってしまいます。
飲食店は非効率の中にある業種であるといえると思います。
その中で効率化を進めても接客などのサービス含む
商品価値が下がらないように気を付けて
改善を進めることが大前提と言えるでしょう。
なので仕入れ原価が上がったのなら
原価を下げることばかりに目を向けるのではなく
上がった原価コストで商品価値をもっと上げて
商品価格を上げる方法を考えた方が
飲食店のあるべき姿と思います。
元々、飲食店は仕入れたトマトを冷やしてカットして出すだけで
八百屋さんの売価の3倍をいただく業種です。
仕入れたフルーツをカットしてお皿に盛るだけで
3倍の価値を生み出す業種です。
盛るだけでも飲食店は工夫して
カット方法を工夫したり
盛り付けを工夫したり、
店内の雰囲気を快適にしたりして
お客様も納得して3倍の価格を支払ってきました。
なのでそもそも飲食店が
「商品価格を上げたら‥」
と不安になるのではなく
「既に3倍の価格をもらっているのだから
もうちょっともらって、もっとお客様に喜んでもらおう!」
と目線を変えた方が良いと思います。
なので1割の原価アップするなら3割の価値を生み出しましょう!
そして堂々と値上げをしてください。
商品価格を維持することばかりに目を向けないで
目の前のお客様が本当に求めているのが何かを考えてみてくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^
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