多くの飲食店はやりたいお店をやりたい場所で開業したのではないでしょうか?
それで成功するのは一握りで運が良かったのかもしれません。
おはようございます!
飲食店のコンサル・運営アドバイザーの小島です。
開業する時はワクワク・ドキドキで
寝ないで開業のことを考えますよね。
大変だけど楽しくて楽しくてしょうがない。
そうした時こそ、冷静に考える必要があります。
そして、これは開業してからも考える必要があります。
それは業態と立地。
多くの開業される方は
やりたいことがありますよね。
醤油ラーメンをやりたい。
蕎麦をやりたい。
大衆酒場をやりたい。
○○専門店をやりたい。
そのやりたいはとても大切なことだと思います。
しかし、いったんそのやりたい気持ちを横に置いておいて
立地を考えてみてください。
駅前立地
住宅街
オフィス街
観光地
など
たくさんあります。
そして、この立地とやりたい業態は相性が良いのかを考えてみる。
高級ラーメン専門店×住宅街
駅前立地×落ち着いた静かなbar
わかりやすく書きましたが
こうした組み合わせは相性が良いとは言えませんよね。
ですが特に開業時はやってしまいやすいのです。
やりたいお店ばかりに頭と目がいってしまい、
立地との相性には気が付かない。
そして、開業時だけでなく
開業してからも毎日に追われて気が付かずに
相性の良くないまま、営業していることも多いと感じます。
小島は基本的には今は一等立地や二等立地はお勧めしません。
一昔前なら立地依存であったともいえます。
ですが今はSNSでも簡単にお店の情報を誰でも知ることができます。
海外の観光客もSNSでお店を見つけ目立たないところでも
駅から遠くても来店しています。
立地が良いところはそれだけ家賃も高くなります。
坪5万、10坪のお店なら家賃は50万です。
500万売って家賃比率10%です。
坪1万なら10万なので100万売れば10%です。
これからはいかに家賃比率を下げて
その分を人件費、原価に充てられるか?
例えば
売上500万で坪5万、10坪、家賃50万・10%で
人件費を30%にするのではなく
売上400万で坪2万、10坪、家賃20万・5%で
スタッフの待遇改善で人件費を増やしたり
原価をかけたりすることが重要だといえます。
固定費が下がれば損益分岐点も下がるので
経営として安定もします。
人件費を増やすのは基本給を上げるのではなく
ボーナスや特別休暇など一時的なもので還元する。
大事なのはここで、
家賃という想定より固定が下がったとしても
固定を増やしては意味がないということです。
増やすなら変動費。
変動費は売上に起因する経費です。
固定費は売上に左右されません。
なのでこれから開業するのなら初めは好立地でなくてOK.
その分、中身を磨いていく。
一等立地などは磨きがかかってから3店舗5店舗などでも良いと思います。
話を戻しまして、
立地との相性を考えてみる。
今の業態が相性が良くない場合や
立地とって足りない場合は業態を再検討する必要があります。
そして、小手先の改善を繰り返すよりその方が早く
収益改善することができます。
今日は今の立地に今の業態が合っているのか?
立地にとって不足しているものはないか?
それは足せるものなのか?業態を作り直す必要があるのか?
考えてみてくださいね。
もちろんご相談承りますので大事なことなので
独りで悩まずに小島までご連絡ください。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^