昨日、テレビで 一流料理人が中央道SAの
人気グルメを判定する番組を放送されていました。
https://televi.tokyo/jocchuousa191207
番組の内容は詳しくは上記のリンクから見てもらうとして
この番組からインプットできることをお伝えさせて頂きますね(^O^)
今回もSA(サービスエリア)で大人気の商品を
選び抜いて一流料理人に判定してもらったと
思います。
だから、今回不合格(半数が不合格だと)
と言われた商品も
メチャクチャ売れている訳です。
それでも不合格となる。
ここからわかるのがコレです。
美味しいから売れるというわけではない。
もちろん、マズイのは売れません。
一時的に売れても長くは、売れません。
よく写真が美味しそうだから、
キャッチコピーが凄いから
気になるから、食べてみた。
食べたら「イマイチ・・・。」
ということありますよね。
そのお店、再来店しますか?
おそらく、リピートしていないと思います。
上手くキャッチコピーや写真で売っても
中が偽物(美味しくない)ではすぐにメッキがはがれて
信用失っちゃうんですね。
そもそも、何で、POPやチラシなど販促で
商品を売るのか?
「儲けたいから」
儲けることは悪いことでなく
良いことです。
儲ければ、それだけ税金を支払い、
みんなのためになるので
ドンドン儲けるべきです。
ただ、それが誰かの犠牲によって成り立つものなら
どうかと思います。
まずは、美味しい商品をつくって
その美味しい商品で笑顔を作れると確信したら
販促でより多くのお客様に届ける。
これが販促の正しい考えです。
そして、
売れているほど美味しいかというと違うということです。
一般消費者はどういう観点で
料理を美味しいかどうかを見るかというと
一番は、好みですよね。
味の濃い薄い、しょっぱさ。
色々だと思います。
そして、次に調理技術。
固いとかやわらかい、ジューシーなどですね。
逆に
一流料理人は、個人の味覚で
好き嫌いは判断しません。
味のバランス、調和、仕事の技術。
こういったものを見るのです。
この同じ商品の美味しさをみるということでも
違うんですね。
そもそも、
ものさしが違うんです。
だから、今回「不合格」もらった商品でも
一般消費者は「メチャクチャ美味しい♪」と感じると思います。
逆に
今回「合格」の商品でも
「そんなに美味しい?」
となる可能性もあります。
そこには、ものさしの違いがあるからです。
これを踏まえて
売れる商品を考えてみてください。
まず、その商品はどんな人に食べてもらいたいですか?
一流料理人ですか?
一般消費者ですか?
そして、どんな人に食べてもらう商品ですか?
学生ならボリューム・味濃いめだったり、
ご年配だったら少量で味控え目だけど出汁は効かせる。
そして、どんな商品ですか?
その商品が前菜なら、
味付けは弱めで素材の良さを感じてもらう商品なのか
それとも次の料理につなげるために少しアクセントをつけておこうとか
こういった気遣いができるのも一流料理人の凄さです。
人の好みや注文内容で味付け変えることも一流料理人の素晴らしさですね。
ということは、
本質的には同じということ。
どういうことか
そしてどんな料理が売れるかというと、
目の前のお客様に喜んでもらえる商品が売れる。
お店にいる、
お店に来る、
お店の前を通る、
お店を見る
そういった目の前のお客様に、
その商品を食べてもらいたい人に、
魅力をしっかりと伝えることが大事。
ということ。
食べても幸せにならない人に売らない。
というか、売っちゃいけませんよね。
そういったことを防ぐのもメニューやPOP、ファサードの大事な役割です。
二郎系ラーメンを
脂が苦手な人に売ってはいけない。
昔ながらの街中華でファミレスのような接客をしてはいけない。
大衆酒場で高級料理店の接客をしてはいけない。
こういったミスマッチを減らすことで
ドンピシャのマッチングを増やすことで
ファンを増やしリピートに繋げていく。
このことが大事になってくるのです。
商品やお店の魅力をしっかりと伝える。
これも魅力づくりのひとつです。