昨日、3路線が乗り入れしている駅から住宅街よりにある
繁盛店の昼は定食屋のお店にお伺いして感じたことをお伝えさせて頂きますね。
このお店は木のぬくもりを前面に出したお洒落な内装。
フルオープンキッチン。
そして、880円~のメインプラス揚げたての揚げ物中心の定食がウリ。
御飯お替り無料。
客層は主婦、ファミリー。
席数70席ほど。テーブル席メイン。
こんな感じの店舗ですが、
料理もこんな感じで
『メイン+揚げ物』
ネギトロ丼
+海老フライ
+カキフライ
+サラダ
+味噌汁
これで880円
良いですね。
揚げ物もひとつずつで。
これでいいんです。
量よりも品数がある方が嬉しい。
女性ターゲットなら尚更です。
御飯も小さめの茶碗で180gくらいかな?
でもお替り出来るので男性も問題なし。
と思ってスタッフを呼ぶ。。。
ここからが違和感の始まり。
手をあげても気づかず、
呼んでも気づかず、
しばらく手をあげ続けていました。。。
そして結局気づいたのはホールスタッフではなく、
キッチンスタッフでした。
接客も料理も凄く良くて繁盛店の理由がよくわかります。
ただ、課題も多いのも事実。
繁盛してくるとどうしても
内向きになってきます。
このお店もそうだと思います。
本来、スタッフはお客様の方を見て行動するものです。
ただ、毎日多くのお客様がご来店されると、
ミスしないように、料理を早く持っていけるように、
と考えるようになります。
これはこれで大切ですが、
いくらミスしなくても料理を早く提供できても
お客様に不満足を与えたら、次はないということです。
反対に考えるとミスしても料理の提供が遅くなっても
お客様の方を向いていれば次はあるともいえます。
ストレスなくお客様がお替りできる体制が必要です。
こうした小さなストレスがあると人は粗さがしをし始めます。
(例えば、ホテルでも部屋のふすまが少し破けていたら他もないかと探す。
天井やら畳も気になり、食事も気になり、口コミも見だす。後から見ても意味ないけど自分が感じたことを証明したくなるので粗さがしをする。)
せっかく良い接客・美味しい料理も提供している。
だけどお客様の方を向いているとは限らない。
こうした小さな小さなことが徐々に売上に影響が出てきます。
今一度、
あなたのお店が内向きになっていないか?
お客様の方を向いているか?
改めて俯瞰してみてみてくださいね。