色々な改善をしても実際どうなるのかがわからないと、
モチベーションが上がらなかったり、
取り組みしようと思わなくてずっと現状維持になっていたり
一時的なキャッシュアウトを恐れて、中々改善できずにいたりしませんか?
今回は、こんな改善をしたらどうなるのか?
具体的な数字を出して、売上や利益がどうなるのかを紹介していきますね。
改善への取り組みのご参考になれば幸いです。
目次
- お客様を笑顔にする!来店率アップ施策
- フードメニューを見直して、オーダー数アップ!
- ドリンクメニューで、客単価アップを狙おう!
- ランチタイムは新規顧客獲得のチャンス!
- 具体的な改善例と効果事例
フードの一人当たりオーダー数5%増加
ドリンクの一人当たり注文杯数を0.9杯から1.2杯に増加
ランチメニュー改善で客単価100円アップ
来店率1%アップ - 改善の相乗効果で得られる未来
1. お客様を笑顔にする!来店率アップ施策
まずは、お客様に気持ちよく来店していただくための施策から考えてみましょう。
例えば、店頭の看板を業態がわかりやすいものに変えてみるとか、
お店がいくらくらいで楽しめるお店なのかを伝えたり
店内の様子が見えないのなら店内写真を掲載したり
ポスターやタペストリーで季節感を演出するのも良いですね。
「あれ?なんか雰囲気変わった?」「入りやすくなったな」って思ってもらえたら、新規のお客様も足を止めてくれます。
2. フードメニューを見直して、オーダー数アップ!
次は、フードメニューの改善についてです。
既存のメニューを見直して、もっと美味しくしたり、ボリューム調整したりするのも良いですね。
ボリュームが多すぎてオーダー数が増えない原因を改善したり、
ありきたりな商品をブラッシュアップして「これ美味しそう!」と感じてもらって追加してもらったりして
オーダー数をアップさせることもできます。
また新メニュー、季節限定メニューを追加するのも、お客様の食欲を刺激する効果があります。
3. ドリンクメニューで、客単価アップを狙おう!
ドリンクメニューも、売上アップに欠かせない要素です。
ドリンクもお店のコンセプトに合わせた商品構成にして
メリハリをつけて訴求することで、
「あなたのお店でしか楽しめない」
と感じてもらうことができます。
ドリンクメニューもしっかりと注文しやすいように
他のお店と違うことを感じてもらうことで
ドリンク比率をアップさせることもできます。
季節限定のドリンクや、ノンアルコールカクテル、お茶ハイボールなど、
ちょっとひとひねりしたものを用意してみるのも良いですね。
4. ランチタイムは新規顧客獲得のチャンス!
ランチタイムは、新規顧客獲得の絶好のチャンスです。
良くあるご飯とスープとサラダとメインのランチだけでなく、
小鉢や手づくり惣菜が付いたランチセットや
少しずつ色々の彩り御膳など、
メニューを充実させ、価格を見直しできます。
また商品名も見直すことで価格を改善することもできます。
例えば、麻婆豆腐ランチ980円
→熟成麻婆豆腐ランチ1180円
→熟成麻婆豆腐と手づくり点心御膳1580円
→採れたて有機栽培サラダと手づくり小籠包付き 熟成麻婆豆腐御膳1980円
具体的な改善例と効果事例
では、これらの改善策を実際にお店に導入すると、どれくらい売上がアップするのでしょうか?
ここからは細かい数字の例となりますので流し読みで「こうなるんだ」と感じてもらえばOKです。
今回は、以下のような条件の飲食店を例に考えてみましょう。
- 月商:300万円
- ランチ売上:150万円
- ディナー売上:150万円
- 客単価(ランチ):1,000円
- 客単価(ディナー):3,000円
- 原価率:35%
- 人件費率:35%
- 家賃:30万円
- その他諸経費:20%
- フード売上比率:85%
- ドリンク売上比率:15%
- ドリンク商品単価:500円
フードの一人当たりオーダー数5%増加
フードメニューを改善し、一人当たりのオーダー数を1%増加させた場合、
ディナーの客数は500人、フードの売上は1,275,000円、1人当たりのフード売上は2550円。
平均商品単価を700円として計算すると一人当たりの注文数3.64品となります。
1人1品の注文を5%増加となると3.822品となります。
そうすると一人当たりのフード売上は2675円となり、
客単価が125円増加となります。
月合計で62,500円の売上増加となります。
ドリンクの一人当たり注文杯数を0.9杯から1.2杯に増加
ドリンクメニューを改善し、一人当たりの注文杯数を0.9杯から1.2杯に増加させた場合、ディナーのドリンク売上が増加します。
ディナーのドリンク売上は150万円 × 15% = 22.5万円です。
一人当たりのドリンク売上は22.5万円 ÷ 500人 = 450円です。
ドリンクの注文杯数が1.2杯になると、一人当たりのドリンク売上は500円 × 1.2杯 = 600円になります。
増加額は600円 – 450円 = 150円です。
お客様が500人いるので、売上増加額は150円 × 500人 = 75,000円となります。
ランチメニュー改善で客単価100円アップ
ランチメニューを改善し、客単価を100円アップさせた場合、ランチの売上は1,500人 × 100円 = 150,000円増加します。
来店率1%アップ
店頭看板などを変更し、来店率を1%アップさせた場合、ランチとディナーのお客様がそれぞれ1%ずつ増えると仮定します。
ランチの客数は150万円 ÷ 1,000円 = 1,500人なので、1%増えると15人増加します。
ディナーの客数は150万円 ÷ 3,000円 = 500人なので、1%増えると5人増加します。
合計で20人のお客様が増えることになります。
ランチの客単価は1,000円、ディナーの客単価は3,000円なので、売上増加額は 1,000円 × 15人 + 3,000円 × 5人 = 30,000円となります。
改善の相乗効果で得られる未来
それでは、今までの増加を全部合わせるとどうなるでしょうか?
ひとつひとつの増加は少ないけれど合わさると
フードの一人当たりオーダー数5%増加(ディナーの62,500円の売上増加)
ドリンクの一人当たり注文杯数を0.9杯から1.2杯に増加(ディナーの売上増加額は 75,000円)
ランチメニュー改善で客単価100円アップ(ランチの売上増加額は150,000円)
62,500+75,000+150,000=287,500円
付きで287,500円もの売上アップとなり、
客単価が1500円→1643.75円となり
そこに×来店率1%アップを計算すると
2000人×101%=2020人
2020人×1643.75円=3,320,375円
売上が約10%アップとなります。
さらに、これらの売上アップは客数として1%の増加なので
人件費も変更なしで対応できるので純粋に粗利益額分
(厳密に言うと水光熱費や決済手数料などを引きますが)
が利益になります。
つまり320,375円の増加の粗利益率65%とすると
208,244円利益が増加することになります。
一度改善すれば、これが毎月続いていきます。
もちろん、継続した改善は必要ですが。
まとめ
今回は、集客アップと客単価アップによる売上増加について、具体的な例を挙げながら解説しました。
今回の例はわかりやすくするための数字ですが
実際にFood Luckで改善した事例に看板やのぼりなどファサード、メニュー制作デザインして改善して
広告やポスティング配布をせずに、初月から売上が250万→350万超えで最高月商を記録したお店や
同じくファサードのポスター、メニューコンサルデザイン制作して改善して
利益が50万増えた事例もあります。
Food Luckでコンサルデザイン制作で
1ページ約5万×20ページ分デザインで約100万かかっても
毎月の利益増加分で回収は1年足らずでできることが多いので
ご検討いただければ幸いです。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪
追伸
来年の春にこうした未来を得たい場合、12月中にご連絡くださいね。
Food Luckは少数精鋭で動いていますので
案件重なるとお待ちいただくことになるので。