今回は、お酒があまり売れない業態の飲食店が抱える課題と、その解決策について一緒に考えていきましょう。
「うちの店、お酒があまり出ないんだよな…」
もしあなたがそう感じているなら、この記事はきっとお役に立つはずです。
お酒が売れないと何が大変なの?
例えば、居酒屋のようにフードとドリンクの売上が同じくらいである業態を考えてみましょう。
フードで200万円、ドリンクで200万円の売上があるお店の場合、お酒が売れない業態だとフードの売上が同じ200万円でも、ドリンクの売上が大幅に減ってしまいます。
すると、トータルの売上は半分になってしまい、同じ売上を出すためにはフードを倍売らなければなりません。
フードを倍売るということは、仕込みも調理も倍になるということ。
これは現場の負担が非常に大きくなってしまいます。
お酒が売れない原因は何?
そもそも、なぜお酒が売れないのでしょうか?
考えられる原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- お酒に合う料理がない、少ない
- お酒を飲みたくなる料理がない
- お酒をイメージする料理が少ない
そう、お酒はお酒だけで売れるわけではないんです。
料理がお酒を飲むきっかけになったり、お酒と一緒に楽しむことでより美味しくなるような関係性が必要なんですね。
ボリュームも大事なポイント
また、料理のボリュームも重要です。
ボリュームが多すぎると、一人でお酒を飲むにはちょっと…という気持ちになってしまいます。
お酒を楽しんでもらうためには、一人でも3~5品注文できるようなボリューム感も大切です。
具体的なメニュー構成の例
では、具体的にどのようなメニュー構成にすれば良いのでしょうか?
例えば、一人のお客様が食べられる量は固形量で女性400~450g程度、男性は500g程度と言われています。
なので注文できる量を平均450g程度と仮定します。
4品注文してもらうなら、1品あたり110g程度にボリュームを抑える必要があります。
以下は、110g程度の料理を組み合わせたメニュー構成の例です。
- 白子ポン酢(100g)
- ハラミステーキ(150g)
- 炙りしめ鯖(100g)
- よだれ鶏(100g)
上記を合計すると450gとなり、一人のお客様でも十分に楽しめるボリューム感になります。
このように、お客様の注文を想定してメニューを設計することが大切です。
メニュー以外にも大切なこと
お酒が売れない原因は、メニューだけにあるとは限りません。
- お店の雰囲気
- スタッフの接客
- お酒の種類
なども大きく影響します。
例えば、
- 落ち着いた雰囲気の中でゆっくりとお酒を楽しみたい
- スタッフにおすすめのお酒を聞きながら料理を選びたい
- 珍しいお酒やカクテルを試してみたい
など、お客様のニーズは様々です。
これらのニーズに応えられるようなお店づくりも、お酒の売上アップに繋がるでしょう。
まとめ
今回は、お酒があまり売れない業態の飲食店が抱える課題と、その解決策について考えてきました。
お酒が売れない原因は一つではなく、様々な要因が複合的に絡み合っていることが多いです。
ぜひ今回の記事を参考に、あなたのお店に合った解決策を見つけてみてください。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪