店舗運営の豆知識

間違いだらけの値上げしていませんか?

昨日、値上げのお話をさせていただきましたが
では、値上げする時、一律に100円とか値上げしていませんか?
今日は値上げで失敗しないように
間違いだらけの値上げについてお伝えさせていただきますね。
 
冒頭でお伝えした、
一律値上げ。
 
これはできるだけ避けていただきたいと思います。
 
一律値上げが受け入れられるのは、
例えば、小麦が上がって一般の方にも周知されていて
ラーメン全品30円値上げという場面。
 
小麦の仕入れ価格が上がったから
ラーメンが値上がりしたという明確な場合です。
 
でもこの場合でも一律値上げは気を付けたいです。
例を挙げると

チャーシュー麺  1000円
メンマ葱ラーメン  880円
ラーメン      780円
 
という価格で30円値上げを行うと
 
チャーシュー麺  1030円
メンマ葱ラーメン  910円
ラーメン      810円
 
となります。
いかがでしょうか?
 
明らかに高く感じるかと思います。
なので出来るだけ全体として高く感じないように
個々に検討する必要があります。
 
チャーシュー麺    1080円
メンマ葱ラーメン    930円
ラーメン(半熟味玉付き)880円
ラーメン        780円
 
のようにラーメンは据え置きですが
味玉付きのラーメンを加えて誘導するPOPを付ける。
 
ラーメン780円で入店して
「当店の半熟味玉は・・・」といいうPOPで
880円のラーメンを注文してもらう。
 
結果、100円の客単価アップしつつ
値上げの30円と味玉の原価20円を考えても
値上げ効果は出せます。
 
ここでの覚えて欲しいポイントは
個々のメニューにはそれぞれの役割があるという事。
 
このそれぞれの役割があるのに
一律で考えること自体間違いだといえます。
 
他にも、間違いだらけの値上げとしては、
細かい値上げ
もあります。
 
お客様のことを思ってだとは思いますが、
 
焼き鳥
・もも肉  130円
・むね   130円
・手羽先  230円
・つくね  130円
・かわ   130円
・なんこつ 130円
・せせり  130円
 
このメニューを細かく値上げして

焼き鳥
・もも肉  130円→150円
・むね   130円→160円
・手羽先  230円→240円
・つくね  130円→170円
・かわ   130円→140円
・なんこつ 130円→140円
・せせり  130円→160円
 
としたらいかがでしょうか?
 
とても価格はわかりにくく
ひとつひとつ価格を気にしながら注文しなくてはいけなくなります。
 
なので値上げするときには、
価格をわかりやすくすることも大事となります。
 
この場合は、10円単位をなるべく揃えることが必要となります。。
 
なにも原価30%にしなくて良いのです。
 
10%のものもあって良いし
50%のものもあって良い。
 
トータルで設定した原価になればOKです。
今日は値上げで失敗しないように
ポイントをお伝えさせていただきました。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^


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