今日は
と~ても
大事なお話させて頂きますね。
スルーしない方がいいですよ。
皆さんのお店で
スタッフの給料や待遇どのように決めていますか?
「世間の給料の相場をみてこのくらいかな。」
「うちの仕事は誰でも出来るように簡素化しているから
このくらいの時給でいいだろう。」
おそらく、このような感じで決めているのでは
ないでしょうか?
でも、これって勘ですよね。
これだと、スタッフに
「うちって時給安くない?」
「給料やすいよね。うちの会社。。。」
と感じられたり、
「給料上げてくださいよ。」
言われた時に
ちゃんとした明確な理由がないと
上げられない。というだけしかできなくて
お互いに不満を抱えることになりますよね。
なら、どうしたらいいのか?
それは・・・
ちゃんと数字で理解してもらう。
嫌がらないで聞いてくださいね。
数字とは、
ノルマとかで縛るためのものではないんです。
スタッフの待遇を良くするためにあるんです。
会社を健全な体質にするためにあるんです。
では、そのためにはどうすればいいのか。
人時生産性で見るのです。
人時生産性(にんじせいさんせい)とは何か?
スタッフ1人あたり1時間で出す粗利益のことです。
何だかわからんですね。要は
スタッフ一人でいくら粗利益出せばいいのかが
わかるために必要な数字です。
社員も、パートアルバイトも全て労働時間を合計し、
売上を労働時間で割った数字に粗利益率をかけた数字です。
例えば
月売上200万、月間総労働時間が500時間、粗利益率70%の場合
(社員10時間×1人、アルバイト5時間×2人、25日営業、1日8万売上、原価30%)
→2,000,000÷500×0.7=2,800
人時生産性は2,800円/時ということになります。
この人時生産性の50%までが人件費に使えます。
この場合1400円/時ということになります。
これがスタッフの平均時給ということであり
支払える給料ということになります。
この計算の途中の売上÷労働時間が4,000円を超えることを
まず目標にしてみてください。
これ以下だとスタッフの待遇を良くすることは
難しいといえます。
もう一つ例を挙げるとすると
月売上200万、月間総労働時間が575時間、粗利益率65%)の場合
(社員13時間×1人、アルバイト5時間×2人、25日営業、1日8万売上、原価35%)
→2,000,000÷575×0.65≒2260
となり、人時生産性が2,260円/時。
この50%までが人件費に使えるので
スタッフの平均時給は1,130円までとなります。
こう考えると明確に
1時間スタッフ1人当たり4,000円は
売らないといけないのが分かりますね。
なのでランチタイムは5時間のシフトで2人なら
4,000円×5時間×2人=40,000円
ランチタイムは最低4万売らないと
いけないとわかりますね。
こういったことをスタッフが理解することで
自分たちの給料の原資がどうなっているのかが
わかりスタッフのスキル向上にもつながります。
ただ、やみくもに頑張るのではなく
どうしたら、自分たちの待遇を良くできるかを
考えられる環境づくりをしていきましょうね(*^^*)