梅雨時期の集客減を逆転させる。夏メニュー開発は「今」から仕込まないと間に合わない
土用の丑まであと2ヶ月。その間に何もしなければ、ただ売上が落ちるだけです。一方、今から仕込む店は、梅雨時期すら販促機会に変える。差が付く時期です。
梅雨時期は「欠損期間」ではなく「仕込み期間」
多くのオーナーが梅雨時期を「仕方のない閑散期」と受け入れています。雨だから客足が減る。気温が不安定だから来店が減る。その思考で対策なしに過ごしていれば、確実に売上は下がります。
しかし、ここが勝負です。梅雨時期にこそ、以下の仕込みができます。
土用の丑に向けた看板メニューを試作し、原価率を最適化する時間がある。閑散期だからこそ集中できます。
Instagram、Threadsの定期投稿体制を整える。夏メニューの予告投稿で期待値を高める。
夏メニューの特徴、原価、利益率、おすすめの組み合わせをスタッフに習熟させる。
原価上昇時代だからこそ「高付加価値メニュー」の設計が重要
食材原価が上昇している今、従来の「安さ勝負」のメニューでは利益が残りません。これは既に何度も伝えてきたことですが、夏メニュー開発はこれを実行する絶好の機会です。
土用の丑やかき氷、冷やしラーメンなど「夏らしいメニュー」は、顧客心理が「季節感を求める」ため、付加価値が付きやすい。ここで単なる「安い」メニューではなく、以下の視点でメニュー設計しましょう。
- 素材の質感(厳選〇〇使用、産地限定など)で単価を正当化する
- 製造手間(手作り、低温熟成、特別製法など)を見える化し、付加価値を伝える
- セット販売やドリンク組み合わせで客単価を上げる導線を作る
- 梅雨時期の「今だけ」限定メニューで稀少性を演出する
- 人時売上を意識し、準備時間の短いメニューを優先する
今から実行するチェックリスト
- 土用の丑(7月末~8月上旬)向けの看板メニューの試作・原価計算が完了している
- 夏メニューの原価率が、店の目標値(例:30~35%)に収まっているか検証した
- InstagramまたはThreadsで、夏メニューの「予告投稿」を定期配信する体制がある
- スタッフが、新メニューの特徴・おすすめの理由を客に説明できる状態になっている
- 梅雨時期限定メニューで、今の時期から集客を促す戦略が立てられている
まとめ。「今」仕込むか、「今」何もしないか
梅雨時期の集客減は避けられません。しかし、その期間を「閉じこもる時期」ではなく「仕込みの時期」に転換できるかどうかで、夏の売上が大きく変わります。
限りある資源(時間、人手、資金)を今から集中投下し、土用の丑やお盆に向けた準備を整える。その間にInstagramやThreadsで期待値を高めておく。スタッフも含めて、全体で「夏は稼ぐ時期」という意識を作る。
明日、まずメニュー開発チームと「夏の看板メニュー案」を3案作成し、原価を計算してみてください。それが全ての始まりです。

