Sotogofunコラム
今、撮り直しておきたい料理写真の話
飲食店経営者・店長向け実務コラム
おせちや季節限定メニューを撮影していて、黒豆や大根の酢漬けなど、色が地味な食材が全体を茶色くしてしまう。細かい食材は写真では見えにくくなるし、どう配置してもなんだか地味に見える——こんなことはありませんか。
夏休みに入り、お盆は3週間前、シルバーウィークは、今から2ヶ月後に迫っています。連休需要に向けた予約受付や販促が本格化するのは、まさにこれからの時期。Instagram投稿やメニュー表の商品写真がすべて「地味」では、せっかくの連休の需要を逃してしまいます。
見た目の工夫は、売上に直結する
メニューが「美味しそうに見えること」は最も重要な要素です。実際、メニューの見た目を改善するだけで売上が大幅に上がった店の事例は数多くあります。
ただし、その前提として見落とされやすいのが「写真を撮る前の準備」です。
黒豆や大根の酢漬けのような地味な食材は、以下の3つの工夫で印象が劇的に変わります。
1. 背景と配置で「色のコントラスト」を作る
茶色系の食材が多い時は、背景を白などにして、色の浮き立たせを意識します。黒豆なら、白い器や明るい布の上に置くだけで、つぶつぶの艶感が際立ちます。
また、地味な食材を目立たせるコツは「単体で撮らない」こと。鮮やかな色の食材(例えば紅葉のような赤い食材や、緑の野菜)を隣に配置することで、全体のバランスが取れて見えます。
2. 細かい食材は「寄りの角度」で撮る
おせちのように小さい食材が多い場合、全体を引いて撮ると、どうしても細部が潰れて見えます。黒豆の艶や、大根漬けの透明感を見せたいなら、寄りで撮影して「この食材にはこだわりがある」という メッセージを伝えましょう。
Instagram投稿では、1枚目に全体の華やかさを見せ、2枚目以降で食材の細部にフォーカスするという構成が効果的です。
3. レタッチで「コントラスト」と「彩度」を調整する
撮影後の加工も重要です。地味に見える写真は、往々にして「全体が同じトーン」になっています。Instagramの標準編集機能やスマートフォンの写真アプリで、コントラストを少し上げ、彩度を調整するだけで、食材が生き生きとして見えます。
ただし、過度な加工は逆効果。「実物と違う」という口コミにつながるため、60点くらいの自然な仕上がりを心がけましょう。
今から準備する理由
シルバーウィークの予約が本格化するのは8月後半〜9月上旬です。その時点で「写真を撮り直す」では、SNS投稿やチラシの制作に間に合いません。
今のうちに秋メニューの商品写真を撮り直し、複数パターンの構図やレタッチを試しておくことで、販促物の質が大きく変わります。
見た目の美しさだけが目的ではなく、その背景にある「この店は食材にこだわっている」「丁寧に作られている」というメッセージが、顧客の来店判断につながるのです。
明日できる一手
今週中に、秋メニューの地味に見えやすい食材をピックアップして、背景と配置を変えて3パターン撮ってみてください。その中で「一番映えているな」と感じる撮り方を、今後の基準にします。
シルバーウィークの需要を逃さないために、準備は「今」です。
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メニューは美味しそうに見えることが最も重要。見た目の工夫で売上大幅アップが実現可能。

