シフトを作成するにあたって、ほとんどの方は
100%のシフトを作成しようとしてしまいます。
しかし、100%のシフト制作はメリットよりデメリットが多く
それは、大きく2つ考えられます。
まず、予測は必ずブレが生じます。
そうした時、100%を超えることが出てきますよね。
それは繫忙でや無得ない場合ですが、
100%を下回ることはありません。
そうすると、実際には102~5%などのシフト計画になり
コストとしてとても大きな支出となります。
ですので100%でシフトを計画するのではなく
90%で計画する。
ブレがあっても100%は超えないように計画することが重要といえます。
そして、もうひとつは100%でシフトを組むと
人の成長を阻害する要因となり得ます。
人は現状より成長します。
それは今、足りない部分を得ようとして成長します。
今が充足していれば、満足して成長が鈍化してしまいます。
これが100%でないシフトの場合、
90%なら足りない10%をどう埋めるのか?
工夫することを考えます。
例えば、ピーク時に1人足りなければ
お客様に満足してもらえる接客・料理提供には
何をしておけば良いのか?
入りのスタッフが30分間少なければ
来るまでの間、何を優先すべきなのか?
そもそもこれはこの入りの時間にすべきことなのか?
他の時間でも出来ることなのか?
こうして様々な解決案・改善案が生まれてきます。
ですが、人が少ないと不安になり
必要以上のシフトを組む方もいらっしゃいます。
それはハッキリ言って
誰のためにもなりません。
だってそれは心の不安を無くしたいという
自己防衛のためが強いからです。
シフトが足りないのは、
1本丸々足りないことなら
90%のシフトを募集すれば解決できますし、
入りだけ、〆だけなら工夫で解決できると思います。
例えば、「入りの30分ワンオペになってしまう。」
良くありますよね。
小島も40席のお店でワンオペもありました。
悲劇に近い日になりますし、お客様にもご迷惑おかけします。
ですが入りの30分のワンオペなら
ご来店時に「ちょっとスタッフが来るまで料理提供遅くなるかもしれないのでこれをつまんでお待ちいただけますでしょうか?」
とちょっとした一品を盛り込んで置きサービスするなどして
30分はお客様にも楽しんでいただいて時間を過ごせるようにもできます。
こうした30分~1時間程度の足りないシフトを
埋めるために4時間のシフトを入れてしまっては
いつまでたっても店長やアルバイト・パートの待遇は良く出来ません。
給料の原資はどこから来るのか?
考えてみれば至極当然のことです。
新人教育でも1本多く入れる方もいらっしゃいますが
それでは教育になりません。
ピーク時は多くても良いですが
それ以外は新人でも戦力になりますし、
新人でも戦力になるような業務を確立していないと
これからは厳しくなるといえます。
初日でも戦力になることで
新人スタッフも「チームの一員」として
認められ、やる気もアップします。
なので新人スタッフは
足手まといにしない。
新人スタッフが「お荷物」と感じるのなら
それはあなたのお店が足りていないと
いうことになります。
なのでシフト作成時には90%を基本に考えてみてくださいね。
もちろん、90%でも出来るように
仕組みも考えてみてください。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^
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