お知らせ

ただ美味しいだけじゃない新メニューを考える時に必要なこと

このちょっとした閑散期に考えるのが新メニュー。
新メニューをあなたはどのように考えますか?
美味しいのは当たり前。+これを考えるとより効果的な新メニューになります。
 
今日は新メニューを考えるにあたって考えるべきことをお伝えさせていただきますね。
 
まず、大事なことなのでもう一度お伝えします。
美味しいのは当たり前です。
「これ美味しいから売れるよ!」
と新メニューを考えるとスタッフ皆、テンション上がりますが
美味しい=売れる
訳ではありません。
 
これはあなたも感じているのではないでしょうか?
 
「何でこんなに美味しいのに売れないの?」
 
これは料理している人なら一度は感じたことあると思います。
美味しいのは当たり前。
これは飲食店なので最低限必要なことといえます。
 
プラス新メニューを考えるにあたって必要なことは何でしょうか?
 
まず、提供側から考えてみましょう。
お店としては新メニューを提供するにあたって
①客単価アップ
②新規客増
③リピート間隔の短縮
④顧客満足度向上
⑤再来店率アップ
このようなことを目的に始めるかと思います。
 
しかし、実際に始める新メニューでこれらを達成する
新メニューは少ないのではないでしょうか?
 
「新メニュー始めたけど何も変わらない…」
「お客様は喜んでもらえたけど、数字は変化ない…」
 
これは①~⑤を意識して新メニューを作っていないからといえます。
 
新メニューを創るとき、①~⑤のどれにフォーカスする商品なのか?
 
これを考えることがとても重要です。
 
④顧客満足度は当たり前ですが、
それ以外のどこに効果的な商品を開発するのか?
 
例えば、①客単価アップを狙う新商品なら
平均単価より高い商品やプラス一品のデザートを開発すると
客単価アップを望めると思います。
 
しかし、これが平均単価より低い商品でボリュームもある商品を
投入するとなると、客単価は上がるより下がる可能性が大きくなります。
 
②の新規客を増やすためには、
今、来店されない利用動機に利用される商品を導入すると
効果的な商品になると思います。
 
例えば、焼き鳥居酒屋におでん商品の投入や
中華料理店に小皿料理の投入で一人飲みでも
入りやすいきっかけを作ることができます。
 
③では、期間限定商品で
旬を味わう商品で「今を逃すと来年まで食べられない」
というレアリティを感じる商品でリピート間隔を短くすること。
 
⑤の再来店率を上げるには
記憶に残る商品が必要です。
 
やみつきになる商品を開発するのはこのためといえます。
 
こうした商品開発ひとつひとつに
①~⑤のどこにフォーカスする新商品を開発するのかを
考えてみてはいかがでしょうか。
 
こう考えると、お店側からでなくお客様側のことを考える必要が出てきます。
お客様側からみると
 
新商品は今までのお店にないものなので
ワクワクします。
 
しかし、それが今ある商品と重なっていては
ワクワクは減少します。
 
あまり代わり映えのしない商品。

それでは、食べた時
「美味しいけど期待ほどではない…」 
とがっかりしてしまいます。
 
なのでお客様側からすると
今までのお店にはなかった隙間を埋める商品があると
「そうそう。こういうメニューが欲しかったの」
と満足度が向上します。
 
焼肉店であっさり系メニューがあると嬉しいし、
ラーメン店でさっぱりできるデザートあると嬉しい。
 
「このお店好きなんだけどひとりでは入りにくいなぁ」
と感じる不安を取り除く新商品があれば
その不安を取り除くことができます。
 
今、繁盛していないお店は
イメージとして、
宴会の座る席みたいなものです。
 
どこに座れば良いのか?
座りにくい。
 
「どこか呼んでくれれば、座りやすいのに…」
 
そんな状況です。
 
入りたいけど、きっかけがない。
入店する判断材料がよくわからない。
 
それで来店に繋がらないのです。
 
 
新メニューはそれを改善できるきっかけになり得ます。
ただし、①~⑤を意識して商品開発をした場合でないと
その効果は減少してしまうので
ぜひ、なんのための新商品なのか意識してみてはいかがでしょうか。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^


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