あなたのお店でやっていませんか?
「みんなでやろうよ!」
みんなでやった方が楽しいし、
やってよかったでしょ。みんな楽しんでいたし。
この感じ。
皆さんも何度もみてきたと思います。
そして、いい思い出として残っていると思います。
ただ、注意したいのが
「みんなでやろう」=楽しい
ではない!
ということです。
?
と思うと思います。
ここってとても大事なので
飲食業に関わらず、どんな場面でもあります。
今日は、直接売上が上がる訳ではない内容ですが、
人で悩んでいたり、困っているのなら知っておいた方が
いいです。
結果的に「人」が売上を作るのでちゃんと
お伝えさせて頂きますね。
「みんなでやろう」=楽しい
ではない!
その理由とは・・・
同調圧力と同調行動
この2つです。
なので先ほどの
「みんなでやろう」=楽しい
は、ちょっと違うんですね。
本来は、
「みんなでやろう」
↓
「みんなやるならやるか」
↓
「みんなでやる」
↓
「みんな楽しそう」
↓
「私も楽しいのかも」
↓
「楽しい」
という流れなんですね。
この間を端折って
みんなでやろう=楽しい
なんです。
この中で同調圧力と同調行動が
ある訳です。
「みんなでやろう」 同調圧力
↓
「みんなやるならやるか」同調行動
↓
「みんなでやる」
↓
「みんな楽しそう」
↓
「私も楽しいのかも」 同調行動
↓
「楽しい」
といった感じですね。
つまり
「みんなでやろう」という圧力
をかけている訳です。
そして、渋々圧力に負けて行動したら
みんなやっているからと同調する。
「結果的に楽しんでもらえるならいいじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
この同調圧力は大きなデメリットがあるので危険なんです。
分かりやすく例えると
学校行事やPTAなどがあります。
暗黙の了解
ありますよね。
無言の圧力。。。
反論は許されない。
少数派はただ我慢をして、
多数派の人でも同調行動でやっている。
そうすると、私も嫌だけどやっているのに
なんであなたはやらないの!
結果、みんなでやる。。。
そして、みんな楽しんでいたから
楽しかったと言わざるを得ない。
非常に窮屈ですよね。
こんな状態長く続きませんよね。
何が大事かというと
最初です。
何事も「はじめ」が肝心。
この場合
「みんなでやろう」からスタートするのではなくて
まずは、
ふたりでやる
全員でなくて、二人か三人など少人数でやることです。
最初は本当に共感してくれている人だけでいいんです。
焦らずに、少しずつ増やす。
そう、同調行動で増やしていくんです。
同調圧力でなくて。
始めた二人や三人を見て、
「私も・・・」という人を増やしていくんですね。
こうすることで
強いチームができるです。
この同調行動はいいことに見えますが、
反対にも働きます。
例えば、
「あの、店長働かないよね。うちらもいいじゃない。」
「みんなさぼっているから、私もさぼっていいよね。」
「掃除みんな適当だから、少し汚くてもいっか。」
と。
なので、
逆に働かないように、
もし、
もうそうなっていたら、
徐々に仲間を増やしていく。
こちら側に同調していく。
その過程で離れていく人も必ずいます。
ただ、いきなり
みんなでやろう!
というとこちら側に同調する可能性のある人も
同調圧力により、離れていってしまいます。
だからこそ、まずはふたりで。
これが難しいのが二人しかいない。状態です。
ふたりだと対立か支配になりやすいです。
ふたり営業の難しさ。
ふたりの時は、
指示ではなくて
相談していくことが重要になります。
お客様(○○さん)にもっと喜んでもらうにはどうしたらいいかな?
今、盛り付けで悩んでいるだけど、もっと美味しそうに見えるのないかな?
とかですね。
こうすることで同じ方向をみて進んでいけるようになります。
夫婦も同じです。
ふたりきりで指示・支配していると破綻します。
うまくいっているところは、相談しています。
ただ、優柔不断とは違います。
相談してふたりでつくりあげて決断する。
これが大事です。
ふたりで相談しないでいきなり決めないでくださいね。
そして
今ある風土を変えようとするのなら、
その風土を作り上げた時間ぐらいかかると思ってくださいね。
そう思うと焦らずに改革できますよ。
でも、始めるのは迅速に!