福袋。
今年はリアルが減少し、
ネットで福袋を購入する人が増えたそうです。
そして、福袋名物の
商品交換も今はメルカリで売ってしまう。
ネットで完結しているという訳ですね。
ここで考えるのは、今後は
福袋はネットに流れていく。
その理由を経営の観点からお伝えさせて頂きますね。
福袋がネットになる訳
福袋は年始の名物行事。
お客様的には玉手箱みたいなワクワク。
そして、お得感。
これらを求めて購入しますよね。
店舗側としては、
在庫処分。
目玉イベントでブランドを構築。
とメリットがあると思います。
逆にデメリットは、
お客様側は、中身が選べない。
※選べるものもアリ。
必要なものとは限らない。
店舗側は、
粗利が薄い。
このお客様側のデメリットは
もうメルカリで解消出来ちゃう時代。
ほんとうに凄いですね。
そして、店舗側のデメリットは、
解消するにはネットが相性いいんです。
薄利多売+正月販売なので
まず、リアルに人材確保が厳しい。
元旦にスタッフを集めるのも、
労働時間的にも厳しい。
深夜手当もつけないといけないし、
毎年、元旦は絶対に休めないとなれば、
求人も苦戦すると思われますね。
ネットなら全部解決。
前回のアメ横的経営と同じに
福袋は原価率経営でなくて
粗利額経営なので数売って初めて成り立ちます。
3万円の福袋。
10万円相当の中身。
当初仕入れ4.8万円の中身(原価率(原材料費30%+メーカー30%)60%)。
メーカー在庫一括仕入れで50%offで仕入れ原価2.4万。
福袋一つで6000円の粗利。
本来1.5万の商品で6000円の粗利を出したいところですが
倍の3万で6000円の粗利を出す。
中には10万円相当ではないところもあるみたいですが
こんな感じだと思います。
なので、倍以上売らないとやらない方が良いんですね。
デメリットがきついので。
ネットならより多くの人にたくさん売れますよね。
商品さえあれば天井がないんです。
こんな理由で福袋はリアルからネットに流れるという訳です。
今年、ふるさと納税のおせち届かない問題ありました。
これはリアルでなくネットだから起きたこと。
ネットは天井がないのに、
リアルは天井がある。
このことをちゃんと理解していないのに
ネットに天井つくらないとこうなります。
どこでも、どのお店でもあり得る事。
飲食店など実務がともなうネット販売は
必ず天井を決めておきましょうね。