昨日、お伝えさせて頂いた
ウリの商品が必要な理由いかがでしたか?
今日は続きの
ウリの商品の作り方をお伝えさせて頂きますね。
まず、作り方の前に
そもそも
ウリの商品って何なんでしょうか?
少し考えてみてくださいね。
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いかがでしょうか?
いくつか挙げられたかと思いますが
「一番美味しい」
「一番インスタ映えする」
「一番コスパがいい」
「一番人気がある」
など出ましたか?
この例はウリの商品を体験してもらった結果ともいえます。
なのでウリの商品は何かというと上記の結果をもたらす商品。
ややこしいですが結果論。
お店がどう商品をお客様に提案するかで
その商品がウリの商品なのか、
それ以外の商品なのかが変わるということです。
でも上記の結果をもたらすものでないので、
結局はお店が力を入れている商品になります。
お店が力を入れるべきはコンセプトにあった商品なので、
コンセプトにあった商品であり上記の結果をもたらすもの。
逆にコンセプトに合っていない商品をウリの商品にしてしまうと、
コンセプトが崩れてしまいます。
コンセプトが崩れるとどうなるのかというと、
分かりにくくなる。
何のお店か?どういう風に使ってもらいたいお店なのか?
誰に来てもらいたいお店なのか?
これが分かりにくくなる。
結果お客様にとって利用しずらいお店になる。
例えば、わかりやすく極端な例でいうと、
日本蕎麦店でハンバーグをウリにする。
お店のコンセプトは
「上質な空間で蕎麦の風味をゆっくりと堪能してもらう大人の蕎麦店」
だとするとこのウリの商品がハンバーグだと、
お客様はファミリー層になります。
そうすると場違いのお店に来たというストレスがお客様に伝わります。
コンセプト通りのお客様は違和感を感じ落ち着かない。
こうなると、崩れてしまうんですね。コンセプトが。
なのでウリの商品はコンセプトにあった商品。
そして、どうウリの商品を作るか?ですが、
ウリの商品は作るより選ぶ。
既存の商品から選ぶ。
ただ、選ぶだけではウリの商品にはならないので、
ブラッシュアップする。
コンセプトに沿って尖らせる。
既存の商品から選ぶ時は、
定番の商品から選ぶ。
誰もが知っている商品。
コンセプトに合っていて誰もが知っている商品で
それを尖らせる。普通と少し違う商品にブラッシュアップする。
この流れでウリの商品を作ります。
ここで既存の商品からどう選ぶかですが、
例えば、
食材で選ぶのか、
調理方法で選ぶのか、
歴史で選ぶのか、
など色々ありますが、
コンセプトが食材がらみならその食材を使用した商品を、
コンセプトが調理法がらみならその調理法の商品を、
コンセプトが歴史がらみならその歴史のある商品を、
選ぶとわかりやすいです。
例を挙げると、
1頭買い放牧牛の希少部位盛り合わせ
最高級備長炭で焼く朝締め焼きとり
大正14年から続く継ぎ足し特製タレで焼き上げる極上うなぎ
といった感じですね。
これは業態が何でもウリの商品を作れます。
こだわりが全くないお店は中々ありませんので。
ぜひ、コンセプトからウリの商品を選んでみてくださいね。
そして、ウリの商品を選んでブラッシュアップしたら
次はウリの商品をどう売るか?
このステップになるのでそれはまた明日。
それでは、一つ一つステップアップしていきましょうね。