飲食店を経営していると、どうしても集客に悩みますよね。
特に夜は集客できるけど、最近は客足が遠のいている…なんてお店も少なくないんじゃないでしょうか?
そんな時、「夜定食」や「夜ランチ」といった形で、低価格帯のメニューを提供して集客しようとするお店もあるかもしれません。
ですが、ちょっと待ってください!
実はそれ、かなり危険な落とし穴なんです。
今回は、夜業態の飲食店が定食に走ってはいけない理由と、効果的な集客方法について、自分の経験も交えながらお伝えしていきます。
なぜ夜の定食はダメなのか?
夜定食を始めることで、一見すると客足は増えるかもしれません。
しかし、喜んでばかりはいられません。
なぜなら、客単価が下がり、利益を圧迫する可能性が高いからです。
例えば、客単価4,000円のお店で、原価率が30%だとします。
この場合、1人のお客様から得られる粗利益は2,800円です。
ところが、1,000円の定食を始めて客単価が2,500円に下がると、粗利益は1,750円に。
1,000円以上も減ってしまう計算になります。
しかも1000円の定食の粗利益額は700円、2800円の1/4、
夜の1人分稼ぐには4人定食を作らなければなりません。
さらに、低価格帯の定食を提供すると、どうしても客数を増やさなければいけません。
すると、どうなるか?
スタッフの負担が増え、人件費もかさみます。
結果として、利益はさらに減ってしまう…なんてことも。
つまり、夜の定食は、短期的な集客には効果的かもしれませんが、長期的な視点で見ると、お店の経営を悪化させる可能性もあるということです。
自分の失敗談…
実は自分自身も、20年ほど前に「夜ランチ」という名前で夜定食を提供したことがあります。
平日は満席になることも多かったのですが、売上は忙しさの割には全然上がらず…。
結局、縮小して最後にはやめてしまいました。
この経験から、安易な値下げで集客するのは危険だと痛感しました。
では、どうすればいいのか?
では、夜業態の飲食店は、どのように集客すればいいのでしょうか?
ポイントは、今の客単価を下げずに、価値を上げて伝えていくことです。
ただ待っているだけではお客さんは増えないです。
そのためには、以下のような方法が考えられます。
具体的には他の1000以上の記事を参考にしてくださいね。
[価値]で検索
https://sotogofun.club/?s=%E4%BE%A1%E5%80%A4
[集客]で検索
https://sotogofun.club/?s=%E9%9B%86%E5%AE%A2
お店の雰囲気を良くする
- 照明を少し落とす
- BGMを流す
- 店内を清潔に保つ
- スタッフの接客を丁寧にする
メニューを見直す
- 写真付きで見栄えのするメニューにする
- お客様の声を反映して人気のメニューを開発する
- 季節限定メニューやコース料理を提供する
SNSで情報発信する
- 魅力的な写真や動画を投稿する
- お客様との交流を深める
- キャンペーンやイベント情報を発信する
まとめ
今回は、夜業態の飲食店が定食に走ってはいけない理由と、効果的な集客方法についてお伝えしました。
定食は、短期的な集客には有効な手段ですが、長期的な視点で見ると、お店の経営を悪化させる可能性もあります。
Sotogo fun会員の中には、1,000円くらいの定食をメインで提供していたお店ですが、
2,000円程度の定食を始めて、それが一番人気になっているお店もあります。
これは、客単価を下げるのではなく、価値を上げて価格に見合う商品を提供した好例です。
今、定食を始めるのなら客単価が下がらないような定食、2000円~3000円とれる定食を考えてみてください。
安易な低価格の集客に頼るのではなく、お店の価値を高め、お客様に選ばれるお店作りを目指してくださいね。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪