今回は、多くの飲食店を悩ませている「米価高騰」について、会員様から寄せられたご相談にお答えしていきます。
「米の価格が上がりすぎて、利益が圧迫されています。でも、お客様に提供するご飯の量は減らしたくないし、品質も落としたくありません。何か良い解決策はありませんか?」
このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
まずはロスを軽減!
米価高騰の今、ロスを減らすことが何よりも大切です。
ロスを減らすというと、「ご飯の量を減らす」とか「大盛りをやめる」といった方法を思い浮かべるかもしれませんが、おすすめしません。
なぜなら、それはお客様を悲しませてしまう可能性があるからです。
では、どうすればロスを減らしながら、お客様に満足してもらえるご飯を提供できるのでしょうか?
小まめに炊飯!「炊きたて」の価値を高める
一度に炊く量を減らし、小まめに炊くようにしてみましょう。
そうすることで、
- ご飯がつぶれにくくなるので、同じ量でも多く見える
- 炊きたてのおいしいご飯を提供できる
- 炊きすぎることを防げる
といったメリットがあります。
炊飯後は、ご飯をほぐすように混ぜて蒸らすのもポイントです。
品質が均一になり、いつでも美味しいご飯を提供できます。
盛り付け方も見直そう!
ふんわりとご飯を盛るようにスタッフに指導しましょう。
そうすることで、規定量通りの提供を徹底し、盛り過ぎを防ぐことができます。
ピンチをチャンスに!ご飯の価値を高めよう
米価高騰を嘆くだけでなく、ご飯そのものの価値を高めるチャンスと捉えてみましょう。
- 昆布や炭を入れて炊いてみる
- 炊く前に水に浸す時間を工夫する
- 冷たい水や氷を使ってみる
- にがりやはちみつを加えてみる
など、ひと手間加えるだけで、ご飯の味が格段にアップします。
いつものご飯が「特別なもの」になれば、お客様の満足度も上がり、結果的にリピート率向上にも繋がります。
まとめ|お客様を笑顔にする工夫を
米価高騰という逆境の中、
- ロスを減らす
- ご飯の価値を高める
という2つのポイントを押さえることで、
- お客様に満足してもらい
- お店の利益も守る
ことができます。
ぜひ、今回ご紹介した方法を参考に、お客様を笑顔にする工夫をしてみてください。
それでは一日一改善で顔晴りましょう(^^♪